アメリカのIT企業「オープンAI」は、みずからが提供する生成AIのChatGPTを使ってイランの勢力がアメリカ大統領選挙に関する複数の長文記事を生成するなど世論に影響を与えようと工作活動を行ったとして、関係するアカウントを停止したと発表しました。 オープンAIの16日の発表によりますと、イランの勢力は、中東のガザ地区での戦闘や、パリオリンピックへのイスラエルの参加、そして、アメリカ大統領選挙の候補者などについてChatGPTを使って長文の記事を生成し、ニュースサイトの体裁をとった5つのホームページに掲載していました。 また、英語とスペイン語で短い文章を生成し、主にSNSのXに投稿していたということです。 オープンAIはこの活動に関わる複数のChatGPTのアカウントを停止したとしています。 そのうえで、これらのコンテンツが多くの利用者の反応を得ることはなかったとみられると分析しています。