新種の恐竜「エオドロマエウス」の骨格標本模型=サイエンス提供(Mike Hettwer氏撮影)新種の恐竜「エオドロマエウス」の想像図=サイエンス提供(Todd Marshall氏画) 南米アルゼンチンのアンデス山脈で、恐竜時代の初期にあたる2億3200万〜2億2900万年前(三畳紀後期)の地層から新種の恐竜が見つかった。アルゼンチンと米国の共同研究チームが14日、米科学誌サイエンス電子版に発表した。 発見された恐竜は体長117センチで二足歩行をしていたと見られる。全身の骨格や歯などの特徴から新種の肉食恐竜に分類され「エオドロマエウス」と名付けられた。今回、成体3体分の骨格が見つかり、ほぼ全身を復元できた。 今回の新種の発見は、恐竜時代の初期にすでに、恐竜の種類がかなり多様化していることをうかがわせる判断材料の一つになるという。 同じ地域では最古の恐竜の化石としてエオラプトルが見つか