タグ

漢字と文字に関するFeZnのブックマーク (39)

  • 第139回 「菩薩」の略字―現代の抄物書き | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    「円」は元は「圓」だった。今は、神社の奉納社名簿や落語家さんの芸名など使い途が限定されてしまった。この「円」という「新字体」は、元を辿ると、平安時代に弘法大師、空海が「囗」の中に「|」だけを書いて済ましたことに遡れると話す。その下の横画がだんだんと書きやすく短めに書かれるようになっていき、真ん中辺りまでせり上がって、ついに「円」という字体ができた、これがなければ家計簿に書くときにも大変だったはず、と話してみる。由来をお聞きになって、そのお寺に銅像として立つ空海さんは偉い、とそこのお坊さんの先生。 空海は、「圓」を略しただけでなく、「菩薩」は「ササ」を上下に重ねて「」という合字で書いていた。これは空海の独創ではなく、中国は唐代に僧侶がすでに発明していた略字で、日では古くから抄物書きともよばれる一群をなしてきた集団文字、場面文字の代表格であり、位相文字の典型だ。 その若いお坊さんの先生が、話

    第139回 「菩薩」の略字―現代の抄物書き | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
    FeZn
    FeZn 2011/10/26
    KNBS!
  • 字体のはなし:財前謙|明治書院

    手書きのための漢字字典 第2版 財前 謙 編著 定価 1,995円(体 1,900円) ISBN978-4-625-38403-5 2011年3月28日 改定常用漢字2136字について、1文字ずつ手書きの文字 と活字の相違を明らかにし、手書きの規範を示しました。 第2版では、漢字表にさらに通用字(異体字)や中国簡体字 などを併記して、多様な字体が一目して理解できます! 字体のはなし-超「漢字論」- 財前 謙 編著 定価 1,260円 (体 1,200円) ISBN978-4-625-63409-3 2010年12月2日 手書きと印刷活字の漢字の違いや、楷書・行書、明朝体・宋朝体など、 漢字のさまざまな字体の不思議について、具体的に身近な例を盛り込み ながら解説。 書を読み進めていけば、自信をもって漢字の運用ができるようになる。 常用漢字表の大改定後の今こそ、読んで知っておきたい一冊!

  • 第54回 「サンタさんへ」:「へ」に点々? | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    小学校高学年の男児が、平仮名の「へ」の右側の部分に「〃」を交差させて「」と書いていた。友達への手紙の宛名でのことだ。聞けば、10歳前後になるクラスの女子が手紙などでそう書いているからという。 親が教えたことがすべてであったころは、遥か昔になってしまった。子供ながらに、親や教員など大人だけでなく、友達漫画などの影響を共有する自分の文字社会ともいうべきものを持っているようだ。この宛名に付く助詞「へ」の書き方は、私が小学生の頃にも見たことがある。懐かしさが出る気がするので、今でもたまに使うという女子学生もいる。 これは、教科書にも辞書にも新聞にも、載ることはまずない。いわゆる変体仮名として位置付けられたこともない。しかし、確かに世の中には存在しているのであって、実は性別や年齢によって使用に傾向性が存在する位相文字として、気になっている。そば屋などに貼ってある芸能人や作家などのサイン色紙にも、縦

    FeZn
    FeZn 2009/12/24
     連想した→岡本太郎いわく「字は絵だろ? 絵だって記号だ。どちらも呪術をはらんでいる」
  • 第3回ワークショップ:文字での配布資料を公開 - もじのなまえ

    先日、京都の花園大学で開催された第3回ワークショップ:文字―新常用漢字表を問う Part 2での配布資料を公開します。 漢字小委員会における審議の実際 ―字体をめぐる対立を題材として― (zip 6.4MB) zipファイルの中には2つのPDFファイルが同梱されています。 漢字小委員会における審議の実際.pdf 字体をめぐる各委員の意見の変遷.pdf 前者は画面資料です。それから、この発表では第27回〜30回の漢字小委員会における各委員の字体についての発言を、強い反対、弱い賛成/弱い反対、発言/言及なし、強い賛成の4段階(他に「原案作成者」を合わせれば5種類)で分類しているわけですが、その判定の根拠とした発言を収録したのが後者のファイルです。 この「字体をめぐる各委員の意見の変遷.pdf」はそのまま字体をめぐる主な発言集(ただし、漢字ワーキンググループを除く)となっています。詳細なやりとり

    第3回ワークショップ:文字での配布資料を公開 - もじのなまえ
  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

    FeZn
    FeZn 2009/05/22
    大陸のほうも、けっこう「の」とか使ってますよね。僕が見たのはこの実例ほど多種多様じゃないですが。
  • 『文字の骨組み―字体/甲骨文から常用漢字まで』大熊肇著: ほぼ文字についてだけのブログ

    トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 を上梓しました。 序文は府川充男さんに書いていただきました。 の内容は、このブログに書いてきたようなことをまとめたものですが、ブログに書かなかった新しいネタも収録しています。 大熊肇[著] 府川充男[序] 彩雲出版発行 体2000円+税 四六版 462頁 2色刷(資料編を除く) 日図書館協会選定図書になりました。 『図書新聞』(第2924号 2009年07月04日号)に拙著『文字の骨組み』の書評が載りました。評者は小池和夫さんです。 ▲クリックすると拡大 正誤表 〈

  • 電子出版における文字:文字だけでは表現できない「なにか」 - 明窓浄机 YAMAMOMO

    2009/02/17 當山日出夫 もろさんのコメントに答えてということもあり、また、『内村鑑三全集』デジタル版について、両方にかかわること。 均一に並んだ文字(活字)だけによって、文章表現(言語の表記)がなりたつ、これは、今では当たり前のように思っている。しかし、言語の表記、全体の流れのなかで見れば、これもまた、一つの、「視覚的効果」をふくんでいる。 内村鑑三にかぎらず、明治期以降の活字組版の出版物については、おそらく二つの異なる方向性がある。 第一に、純粋に、活字を均一にならべること。これは、漢文であれば容易であり、表記においても、おこなわれてきた。例えば、唐代の宮廷写経、一行十七字で、均一に文字がならぶ。 しかし、これは、日語の漢字仮名(平仮名)のまざった文においては、難しい。もともと均一ではない「仮名」を、均一サイズの「漢字」と違和感なく、デザインして組版する。この方向での工夫と苦

    電子出版における文字:文字だけでは表現できない「なにか」 - 明窓浄机 YAMAMOMO
  • 電子出版における文字:〓(ゲタ)は良心的な処理か - 明窓浄机 YAMAMOMO

    2009/02/18 當山日出夫 さて、2月15日の「電子出版における文字」の、直接のつづき。 いくつか問題点はあるのだが、その最大の課題の一つが、無い字をどうするか、ということ。 デジタル版『内村鑑三全集』データの作成の段階で、「今昔文字鏡」を使ったことは前にのべたとおり。(どのバージョンかは確認していない、おそらく、8万字TTF版、かと思うが。)フォントのライセンスの問題を、とりあえずおいておく。(これは、とても重要な問題であるが。) 問題は、 ・「見える字」と「検索できる字」のくいちがい。 ・もし、字が化けてしまったり、完全に抜け落ちてしまったりしたら、どうしようもない。 結論から言った方がはやい。私はこう考える。0213(04)でも含まれないような字を、はたして、検索するだろうか? また、単漢字単位で、すべての漢字が見えている必要があるのだろうか? 私は、一部の文字は「ゲタ(〓)」

    電子出版における文字:〓(ゲタ)は良心的な処理か - 明窓浄机 YAMAMOMO
  • 朝日新聞の「新」 - 文字の裏通り

    朝日新聞の「新」はちょっと変わった形。左下の「木」の部分の横画が一多い。朝日新聞以外では、なかなかお目にかかれない。 なかなかお目にかかれない、と思っていたのですが、たまたま通りかかった路地で、「日商業新聞」の看板が……。 朝日新聞の「新」でした。 探してると出会えるものですね。

    朝日新聞の「新」 - 文字の裏通り
  • 国語研究所「第2回ワークショップ:文字―文字の規範―」 - FeZn/Journal

    2009年02月07日、国語研究所「第2回ワークショップ:文字―文字の規範―」を聴講してきました。(uploadしてるのは2/16ですが) →案内 http://www2.kokken.go.jp/egov/ws_moji090207.html →報告 http://www2.kokken.go.jp/egov/20090207.report.html) その簡易レポです。 普段はexblogのほう(http://fezn.exblog.jp/)のほうに書く内容ですが、Pomeraで下書きを「はてな記法」で書いていたので、今回はこちら(はてなダイアリー)に。 ただ、途中から記法が崩れてますし、中身もメモするのが追いつかなくて文章が尻切れトンボになっている段落があったりしますが……気にしないでください。 あと、僕には内容が難しすぎて誤解しているところとかもあると思いますので、他の方が書かれた

    国語研究所「第2回ワークショップ:文字―文字の規範―」 - FeZn/Journal
  • きれいな字を書こう/きれいな字とは

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

  • 「ヒキヅナ」という漢字

    「ヒキヅナ」という漢字 要旨 JIS X 0213:2000で収録された、2面84区15点(ひきづな:糸部5画)という漢字は、不適切な翻刻から生じた誤字であり、来、(糸部4画、諸橋大漢和27301、u+25FA3)と翻刻すべき文字と考えられる。 芝居番付の収蔵状況 JIS X 021310)は”「高瀬川恋(たかせがわこいのひきづな)」/ 文政二京都北・歌舞伎”と典拠を示す。解説(535p)の解説表7にソース一覧があり、そのうちの「33 歌舞伎番附(東京大学国文学研究室)」と「34 歌舞伎外題(飯島満氏)」のどちらかが典拠かと考えられる。 該当する芝居番付の現物としては、4館に9枚の所在が確認できている。文政2年5月京都北側大芝居のもの。右図には国立音楽大学附属図書館 竹内道敬寄託文庫所蔵のものを示した。 国立国会図書館 請求番号 847-112 芝居番附集第二(戯場聚会譚)26冊目-12

  • 青山ブックセンター:【イベント報告】『文字の美・文字の力』刊行記念 杉浦康平トークショー 「壽字爛漫」 (本店:2008年12月21日)

    グラフィックデザイナー杉浦康平さんをお迎えして、新刊『文字の美・文字の力』から、「壽」(じゅ)文字の変化の様から、漢字の不思議、面白さをお話いただきました。 60年代終わり頃から、ドイツで教鞭をとることになったときに、杉浦さんは、「私」はアジア人の一人であると思い、日人、アジア人であるというアイデンティティーを逃れることはできないと強く思ったそう。その後日に帰国後、アジア、日について特に文字の研究を始められたそうです。 壽の文字の始まりは、甲骨文字から。老人・田の畦道(あぜみち)・サク(お祈りの道具)・手(芽)の形から出来上がっていて、老人の長寿を意味する福を招く文字。他にも吉祥文字というのがあり、禄(ろく)・福(ふく)など。禄は、鹿(ろく)、福は蝠(ふく)にも通じ、シカの絵や蝙蝠の絵は、中国では福を呼ぶ絵として、様々な場面で使われます。また桃も、子宮を意味し、生命の象徴として、桃の

  • 文字の旅人 - 異体字の世界(河出文庫)

  • 『漢字を飼い慣らす』 犬飼隆 (人文書館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 日語が漢字という難物とどのようにつきあってきたかをふりかえったで、硬い言葉で言えば日語表記史である。「漢字を飼い慣らす」とは言い得て妙だが、著者の発明ではなく、恩師の河野六郎氏が講義でよく使っていた言いまわしだそうである。 日語表記史のは十冊以上読んでいて、内容の予想はつくつもりでいたが、書は違った。類書にない重要な視点が二つ盛りこまれているのである。 第一は漢字によって日語がどう変えられたかに注目している点である。これまでの日語表記史は、漢字をどのように日語に適応させたかという視点がもっぱらで、日語の方の変化は偶発的にふれるにとどまっていた。だが、書は漢字の日語化を「漢字の飼い慣らし」、漢字による日語の変容を「鋳直し」と呼び、漢字仮名混じり文の発展を「飼い慣らし」と「鋳直し」のせめぎあいの中でとらえているのである。 漢字が日語にあたえた影

    『漢字を飼い慣らす』 犬飼隆 (人文書館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 異体字リスト

    小池和夫氏の異体字リスト sz4k-kik@asahi-net.or.jp JIS X 0208:1997 の参照ポインタに若干の追加を行った。 概ね、常用漢字、旧字、その他の異体字の順で並べたが、 一部疑問点もある。明朝体の場合、JIS で旧字が包摂さ れていても実際上必要となる場合がある。 Wed, 20 Aug 1997 11:09:55 (@マークは右の東京大学分にないもの) ア 1601 亜 4819 亞 1613 悪 5608 惡 1618 芦 7335 蘆 1619 鯵 8245 鰺 1621 圧 5258 壓 1635 庵 7231 菴 イ 1647 囲 5203 圍 1657 為 6410 爲 1669 医 7848 醫 1673 育 6158 毓 1676 一 4801 弌 1677 壱 5269 壹 1680 稲 6743 稻 1691 飲 6127 飮 1692

  • たそがれblog | 中国最古文字:漢字の歴史を塗り替える可能性も

    中国最古文字:漢字の歴史を塗り替える可能性も 中国寧夏回族自治区の岩壁に描かれた動物とみられる絵。この岩壁から中国最古の絵文字が発見された(10月1日撮影=新華社提供)(時事通信社)17時34分更新 【北京・大谷麻由美】中国寧夏回族自治区の大麦地地区で、中国最古の絵文字が発見されたと中国各紙が6日、報じた。漢字の起源とされる甲骨文字を更にさかのぼり、漢字の歴史を塗り替える可能性も出てきた。 同地区の岩壁には、図案化された太陽や月、狩猟や放牧、踊りや祭祀(さいし)など3172組、約8400点の壁画が描かれており、最古のものは旧石器時代後期の1万8000年から1万年前のものとみられる。これらのうち、絵文字は約1500点に上る。 発見された絵文字中国原始文字の基的な形である象形形態をなしている。中国の古代王朝・殷(紀元前16〜同11世紀)の時代に王室の占いの結果などを記すのに使われた甲骨文字

    FeZn
    FeZn 2008/08/05
    続報待ち。
  • 正字を書いていない正字の提唱者: ほぼ文字についてだけのブログ

    「等慈寺碑」顔師古(581~645年) 顔師古は唐代の正字を定める元になった『顔氏字様』の著者なのだが、彼が書いた「等慈寺碑」には正字が書かれていない。 『顔氏字様』を参考にしてつくられた『干禄字書』は、顔師古の子孫の顔元孫(7~8世紀)がまとめたものだが、「等慈寺碑」にある「聡」は、『干禄字書』の最初に出ている通字だ。「目+月」の「明」も通字。 『干禄字書』顔元孫文 顔真卿書 顔元孫(7~8世紀)を子孫の顔真卿が紹興年間に書いたもの。 字体をはじめて「正・通・俗」に分けた。 「開成石経」開成2年(837) 「周易」「尚書」「毛詩」「周礼」「儀礼」「礼記」「左氏春秋」「公羊春秋」「穀梁春秋」「孝経」「論語」「爾雅」の十二経を正字で著したもの。

  • 東洋学へのコンピュータ利用: やまもも書斎記

    2008/03/29 當山日出夫 毎年のことであるが、京大でのこのセミナーが終わらないと、次の年度の準備にとりかかれない……なんとなく、節目の行事に、個人的にはなってしまっている。 昨年は、「色」のことで発表した。とにかく、このセミナーの中心が安岡孝一さんであるので「文字」についての発表が多い。で、あえて昨年は「色」のことをとりあげた。 ことしは、もとにもどって(?)、文字論で発表することにした。自分の発表のことは、また別に論文も書いていることだし、今後も関連した発表を続けていく予定なので、他の方々の発表について、ざっと感想を記しておくことにする。 印象に残るのは、なんといっても、最初の発表である。(※厳密に、安岡さんの意図どおりに、コンピュータで表示することは難しいかと思われるので、あえて、文字は部首に分解してしめす。) 安岡孝一 ネ申と示申、木ネ申と木示申 音声言語化すれば、「カミとカ

  • 「束縛」という視点について (2) - もじのなまえ

    ぼくは以前から表外漢字字体表や2004JISについて批判的な文章を書いてきました。しかしながら、昨年来のWindows VistaやLeopardにおける2004JISの実装により、かつて83JISにより始まった表外漢字の混乱状況は、表外漢字字体表や2004JISが採用した字体、つまり「いわゆる康煕字典体」に収束することがはっきりし始めたといって良いでしょう*1。そうした結果は別にして、ぼくが思うことは自分の書いた原稿は果たして当を得たものだったかということです。 前回ぼくは「束縛」という視点について〈この視点により、もしかしたら今までよりもずっと遠くに行けるのではないかと考えています〉と書きました。では、今までは文字がどのような視点で論じられてきたかというと、それは「社会的な混乱の有無」でしょう。 まず国語施策そのものがこれに立脚しています。たとえば国語審議会答申『表外漢字字体表』は以下

    「束縛」という視点について (2) - もじのなまえ