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複製に関するFeZnのブックマーク (2)

  • 電子書籍はなにを売るのか

    〈あかんあかん〉〈なんぼええもん描いたってそないに売れるもんじゃない〉〈ええもんは一般の読者が買おてくれるなんて、そら夢みたいな話や〉〈貸は最初から売とは別のルートでまかれるんや〉〈書店には並ばへんのや。うちで出してるのは、あくまで貸屋向けなんやで〉とは〈資金繰りのために次から次へと点数を出さねば会社はたちまちお手あげ〉な日の丸文庫社長の言葉だ(『劇画バカたち!!』松正彦、二〇〇九年、青林工藝舎)。 老女が番をしていた古屋の情景を思い出す。元々は貸屋で、以前に貸していた漫画単行が主な商品だった。この店で石森章太郎の『テレビ小僧』を小学生の私は買った。黄緑と橙の二色が目立つ表紙の青林堂版だ。 話は変わる。レコード業界も映像ソフト業界も出版業界も創作物を複製したパッケージ(レコード、ビデオ、)を売ることで成り立ってきた。今ではレコードがCDにビデオはDVDへとパッケージは成り変

    電子書籍はなにを売るのか
  • 「コピーの盛衰」

    著者 ケヴィン・ケリー Kevin Kelly 訳  堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "The Rise and Fall of the Copy" の日語訳である。 コピーの盛衰 The Rise and Fall of the Copy 1900年代に蓄音機がインドネシア列島に到達して、ジョン・B・スムートら音楽学者がガムラン・オーケストラを録音したとき、ガムラン奏者は当惑した。ある場所で人気の曲は数週間の半減期で村々へ伝わっていく。なぜ演奏をコピーするのか?新鮮な音楽を容易に聞けるのに、すでにすたれた曲の古くさい演奏をなぜ聞こうとするのか?彼らの当惑を理解するためには、あなたの町に見慣れない外国人が現れたと考えてみれば良い。外国人が漆塗りの木箱をぱっと開く。あなたは木箱の取っ手を回しながら、豪華な料理べる。そして次の日に取っ手を回すと、ほんのつかの間、

    「コピーの盛衰」
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