4月1日、東京・品川駅そばにあるホテル「ザ・プリンス さくらタワー東京」の壁面に、ひときわ目を引くロゴが掲げられた。夜になると、「The Prince」の繊細な文字が白色にくっきりと輝く。実はこれは、松下電工が今春から新規参入した「LED(発光ダイオード)看板」の第1号だ。 松下電工がLED看板の事業化で狙っているのは、ネオン看板の市場。ネオン看板は細長いネオン管を折り曲げて作るが、そのネオン管をLEDに置き換えようとしているのだ。ネオン看板は長年、繁華街を色鮮やかに照らし続けてきたが、近い将来に「ネオン街」が「LED街」とでも呼ばれるようになるかもしれない。 ポスト薄型TVの有望技術?