2022年完成予定の日露合同映画『歳三の刀』(増山麗奈監督)で土方歳三役を演じる武楽創始家元で武楽座代表の源光士郎がロシアでの撮影を終えて帰国後、取材に答えた。 「今回のロシアでの撮影のクライマックスは、ロシア皇帝の前で土方歳三が演武を披露するというシーン。演武をはじめると、その場にいた全員の空気が変わったのを感じました。日露両国の平和や芸術文化の関係性がより深まる一助になることを願い演じました」 ロシアのアムール州政府が主催する第19回「アムールの秋映画祭」と連動して、ロシアのブラゴベシチェンスク市で土方歳三が帝政ロシア最後の皇帝ニコライ2世と面会するシーンなどを撮影した。 本作品は、新選組副長、土方歳三が隕石(いんせき)の刀を持ってロシアに渡航したという設定の歴史ファンタジー。 1869年に戊辰(ぼしん)戦争で戦死した土方歳三の生誕地である東京都日野市に本部を持つ一般社団法人「ユーラシ