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学問に関するFluss_kawaのブックマーク (6)

  • 研究室マニュアル

    研究をやる上での心構え † 研究者へのジョブチェンジ:3年生までと4年生以降では、大学で行う学問が全く変わります。みなさんが知っている通り4年生からは研究をすることになります。これまでは答えが用意されている問いについて覚えたり技能を習得するのが中心でしたが、4年生以降は答えが無い問いに挑むことになります。研究とは世界中の誰にもわからない答えを一生懸命自分で見つける営みですので、答えはもちろん伊藤にもわかりません*1。 背骨が大事:研究を始めると伊藤をはじめ誰も頼りにならず、途方にくれるということがしばしばあります。そういう時に自分を救ってくれるのは、自分のこれまで読んだから得た知識、親や友達の影響、頑張った体験などによって形作られた信念だと思います。これを背骨と呼ぶことにしましょう*2。背骨が育ってないと自分で物事が判断ができなくなります。研究は決断の連続ですので、それを伊藤に全てまかせ

  • 第1節 地球の概観

    ◆ジオイド 地球の重力以外の力,たとえば月や太陽の潮汐力,風力の影響などを除いた場合に,地球をとり巻く静止海水面がとる面をジオイドという。海洋における海水面の長期間にわたる平均,すなわち平均海水面はまずジオイド面とみなすことができる。陸地については,重力に影響しないような細い水路を設けて海水をみちびき入れたときの水面を考えると,ジオイドは地球全体をおおう形となる。ジオイド上の各点における鉛直線の方向は,それぞれの点でジオイドへの垂線と一致しており,またジオイドに沿って物体を移動しても,重力のなす仕事はゼロである。このような性質をもった曲面を,一般に重力の等ポテンシャル面または水準面とよんでいる。ジオイドは理想的な海水面と一致する特別な等ポテンシャル面にあたる。 ある地点の高さ(標高)は,普通,海抜いくらと表される。これは,その地点からのジオイドへの垂線の長さにあたる。原理的には,平均海水面

    第1節 地球の概観
  • 「大学は役に立つのか」にマジレスしてみます 総論編 - 日比嘉高研究室

    昔から問われつづけた問いであるような気もしますが、最近とくに目にすることが多くなった問いに、「大学に通って何の意味があるの」「大学は役に立っているの」というものがあります。これは色々な角度から答えられますし、その答えは誰に対して答えるのか――保護者なのか、一般社会なのか、同僚なのか、文部科学省なのか、企業経営者なのか、などなど――によっても力点が変わる気もしますが、ここでは学生向け、一般社会向けに、私なりにこの問いへマジレスしてみようと思います。 なお、いわずもがなですが「マジレス」とは、「ネタ発言に対してネタで返す事が出来ず大真面目に返してしま」(ニコニコ大百科より)うというニュアンスの言葉です。こんなこと説明必要かなぁ、という困惑と躊躇がこのタイトルになりました。。。 この記事の内容 だいたい次のような項目になりました。 I 大学で得られること・わかること 総論編 世の中の考え方には「

    「大学は役に立つのか」にマジレスしてみます 総論編 - 日比嘉高研究室
  • 初心者のための記号論:記号

    Semiotics for Beginners -初心者のための記号論- Daniel Chandler (University of Wales) 記 号(Signs) 我々は、意味を作る欲望に動かされている種のように思われる:我々は、まさしくホモ・シニフィキャンズ (Homo sinificans)、意味の作成者である。特徴的なことは、我々は‘記号’の生成と理解を通して意味を作り出すことである。まさしく、パースの言う通り‘我々は、記号でのみ思考する’ (Peirce 1931-58, 2.302)。記号は言葉、画像(images)、音、匂い、味、動作やものの形をとるが、それらは来意味を有しているものではなく、それらに意味をまとわせるとき記号となる。‘記号として理解されなければ、なにものも記号ではない’とパースは言っている(Peirce 1931-58, 2.172) 。なにものも誰か

  • 科学の先端と接触していたい - biochem_fanのブログ

    私はいわゆる「研究者」、特に「職業研究者」としてやっていくことは諦めた。種々の困難に負けて挫折したというのが半分、性格的にも向いてないと自覚したのが半分だ。#この辺は、ぼちぼち書いていきたい 例えば、プロ野球の監督になるという夢を持っていた小学生も、大人になれば諦める。いくら野球が好きで、毎日欠かさず観戦して、自分の意見を持って評論していても、所詮は素人の戯言、決して監督にはなれないと気づく。私がここで偉そうなことを書いて、後輩に持論を披露しても、アマチュアの放言の域を出ることはできない。 とはいえ、大人の野球趣味が無意味かというと、そんなことは決してないわけだ。好きという気持ちは物だし、素人なりに観戦を楽しんでいる。私にとっての科学も、そういうものでありたい。実際、趣味として物理学や数学を楽しんで勉強し、ブログや Web サイトで勉強記録を披露している方々がいる。OS をフルスクラッチ

    科学の先端と接触していたい - biochem_fanのブログ
  • 会話、論文、小説の言葉はどう違うか?日本語の文は4つのレイヤーからできている 読書猿Classic: between / beyond readers

    昨年は論文の書き方(→論文の道具箱)や小説の書き方(→創作の道具箱)を取り上げたが、今日は両者を包含する話題を取り上げてみたい。 日語の文は4つの層からなる あのー、どうやら今雪が降っているみたいですね という文は、次のような4層(レイヤー)が重なったものである※。 ○命題の層(レイヤー)……「雪が降っ」(雪が降る) 文の内容の核になる部分。 ここでは〈雪が降る〉という事態を示している。 ○現象の層(レイヤー)……「今___ている」 命題として表された事態の現れ方を示す部分で、命題の層を包むようにその外側に現れる。 事態が、時間的/空間的にどう現れるかを示したり、また肯定/否定的にどう現れるか(命題の事態が存在・現象するのか、しないのか)を示す層である。 つまり言葉と言語外の現実とが、どのような関係にあるかを示す層であるといえる。 ここでは命題として捉えられた事態(雪が降る)が、時間的に

    会話、論文、小説の言葉はどう違うか?日本語の文は4つのレイヤーからできている 読書猿Classic: between / beyond readers
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