地元の食材を使った「ご当地ハンバーガー」の人気が急上昇中だ。「佐世保バーガー」が東京展開するなど全国に広まる兆しも出ている。その一方で、東京ミッドタウンや新丸ビルといった注目スポットにも、こだわりの食材を使った本格バーガーの出店が相次いでいる。それにしても、なぜいま「本格バーガー」なのか。 ご当地バーガーとして全国的にも知名度がダントツに高い「佐世保バーガー」。1950年頃に長崎県佐世保市の米軍基地に駐在していたアメリカ人から伝わったのが始まりとされている。以来、数十年にわたって続いている店もあり、それぞれが独自の味を出している。また市内に1店舗のみだが深夜まで営業している店があり、ラーメン代わりにお酒を飲んだ後のシメに食べる人もいる。 地元独自の食文化を全国に知らせようと、市では2006年度から佐世保バーガーの認定制度を設けた。現在32店舗が登録されている。佐世保観光コンベンション協会に