今村雅弘復興相の辞表を受理後、会見で謝罪する安倍晋三首相=26日、山本裕之撮影 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 安倍政権に新たな火種が勃発した。 自民党の“大番頭”二階俊博幹事長と安倍晋三首相との関係が「急速に悪化している」(与党関係者)からだ。 両氏の確執が表面化したのは、安倍首相が二階派のパーティーに出席した4月25日夜、その場で“舌禍事件”を起こした今村雅弘前復興相を“更迭”したことに起因する。 二階幹事長は翌26日の講演でいら立たしげにこう不満をぶち上げた。 「内閣総理大臣・安倍晋三先生がわざわざお越しになってお詫びを言ってくれる。いきなりそういうことで大騒ぎです」 前出の与党関係者のこう解説する。 「二階幹事長は今村氏更迭に猛烈に反対していた。森友問題では党が一丸となって首相夫妻を守ったのに、失言で首はあんまりではないかと。今村発言を取り上げたマスコミ批判を展開したの