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2017年5月9日のブックマーク (2件)

  • 武田日向さん|『GOSICK-ゴシック-』公式ブログ

    桜庭です。 今日は、読者のみなさんにとても悲しいお知らせがあります。 『GOSICK』シリーズのもう一人の作者である漫画家の武田日向さんが、ご病気のため、今年1月にご逝去されました。 日発売の「ドラゴンエイジ」6月号に訃報が掲載されています。 武田日向さんとは、小説家と絵師として、「ドラゴンマガジン」2004年1月号に載った最初の短編から、富士見ミステリー文庫版、「ファンタジアバトルロイヤル」連載、そして角川ビーンズ文庫版まで、一緒にゴシックワールドを創ってきました。 1巻の装画を受け取ったときの驚きを、いまも覚えています。 キャラクターの魅力と個性、図書館塔の空間把握。なんと密で大胆な絵か……! 2巻以降は、この作品にはこの絵があるという前提で、原稿を書くようになりました。 負けないようにとがんばって書くのですが、イラストはそれを軽々超えて、届き、届き、届き続けました。 そもそもですが

    武田日向さん|『GOSICK-ゴシック-』公式ブログ
  • アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、正味戦争の宣戦布告である

    結論:  アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、流通改善に名目を借りた正味戦争の宣戦布告である。この戦争に敗北し、多くの出版社が個別直接取引(e託)に応じてアマゾンのみに特恵条件を与えることは、破壊的な状況をもたらす。  また、直接取引をしたところで流通が改善するという保証はない。アマゾン依存度が上がるほどに、苛烈な「ご提案」に逆らえない状態となる。  在庫ステータス管理の問題は、業界が抱えつづける課題ではあるが、このアマゾンの施策とはほぼ関係ない。  長くなってしまったので、結論を先に書いた。これに納得できた人は、この先は読まなくてもいい。そうでない人、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁く声に揺れている人に向けてこれを書く。  その提案書には、いくつもの重要な点が省かれているからだ。 取引正味の現状  現在、出版業界の正味標準は以下のようになっている。  出版社から取次への引渡