「エースのジョー」の愛称で親しまれ、アクションスターとして日活の黄金期を支えた俳優の宍戸錠(ししど・じょう、本名同じ)さんが死去した。86歳。大阪市生まれ。関係者によると、都内の自宅で倒れていたという。あくの強さを出すため豊頬(ほうきょう)手術を受け、膨らんだ頬がトレードマークだった。 【写真】「くいしん坊!万才」お披露目で、長男・宍戸開と宍戸錠さんの笑顔の2ショット 日大芸術学部在学中の1954年、日活の第1期ニューフェイスに合格。翌55年に「警察日記」で本格デビューし、二枚目スターとして売り出されたが、自ら進んで豊頬手術を受け、敵役として活路を開いた。 小林旭主演の「渡り鳥」「流れ者」シリーズや故赤木圭一郎さん主演の「拳銃無頼帖」シリーズに敵役として登場。時に主役を食う人気を博した。 70年代になるとテレビにも進出し、「巨泉×前武のゲバゲバ90分」「カリキュラマシーン」「元祖どっきりカ