※各月のデータは速報値であり、追って修正される場合もあります。 ※民生用電子機器の過去からの年次統計(暦年・年度とも)は「民生用電子機器データ集」(有償頒布)でとりまとめております。
デジタル写真やオンデマンド配信されたテレビ番組などのコンテンツをPCに保存するユーザーが増えていることが追い風となり、少なくとも今後4年間は、ハードディスクメーカー各社は好調な業績を維持する見込みであることが、最新の調査結果から判明した。 調査会社IDCが米国時間29日に発表した「Worldwide Hard Disk Drive 2005-2009 Forecast(ハードディスクドライブの国際市場予測 2005〜2009年)」レポートによると、世界におけるハードディスクの出荷台数やそれにより生じる利益は、2004年から2009年までに複合年間成長率でそれぞれ15.5%および10.1%ずつ伸びる見込みだという。 最も速いペースでの成長が見込まれる分野は、MP3プレイヤー、ハンドヘルド型GPS、車載コンピュータ、ポータブルメディアプレイヤーなどの消費者向けデバイスに搭載される2.5インチ以
Semiconductor Industry Association(SIA)は、携帯電話、PC、デジタルテレビやデジカメの販売が好調なことから、今年の半導体の売上予測を6%引き上げ、過去最高となる2260億ドルとした。同団体はこれまで、今年の売上予測について、過去最高を記録した前年並みの約2130億ドルになるとしていた。 SIAは、2004年11月に発表した当初の予測について、石油価格の高騰や、業界のいくつかのセグメントで過剰在庫が続いていたことから、売上が鈍るとの懸念に基づいたものだったと説明している。だが現在は、通信、コンピュータ、家電、自動車などに搭載されるアナログ機器向けの半導体だけが横ばいになるとみられている。同報告書は、最も急速な成長を遂げるのは、引き続きアジア太平洋地域になると予測し、同市場が2008年には世界全体の46%を占めるようになるとしている。SIAによると、半導体
HDDレコーダーによるテレビCMスキップで、約540億円の広告費損失が発生している──野村総合研究所(NRI)は5月31日、インターネットアンケートをもとに試算した結果をまとめた。ブロードバンドの普及につれてテレビとの接触時間や影響度は減り続けると見ている。 4月22~24日にかけ、3000人を対象にブロードバンドの普及状況やメディア利用時間の変化、HDDレコーダーの利用状況をネットアンケートで調べた。 HDDレコーダーユーザーのうち、録画した番組を視聴する際にテレビCMをすべてスキップするユーザーは23.4%。過半数は80%以上のCMをスキップしていた。 調査から、平均CMスキップ率は64.3%、録画した番組を視聴する割合「平均録画消費率」を34.2%とし、企業の年間テレビ広告費に当てはめると、2005年はテレビCM市場の約2.6%に当たる約540億円分の効果が失われる計算になるという。
ゲーム業界は2005-2006年に産業変革が起きる――5月24日、増収増益の好決算を発表したスクウェア・エニックスの和田洋一社長は「今後は楽観視できない」とかぶとの緒を締める。業界再編が進んだ2007年以降も業界トップクラスとして生き残るべく、次世代機やプラットフォームの多様化に対応した体制を整える。 ナムコとバンダイ、タカラとトミーがそれぞれ合併を発表するなど、アミューズメント分野で業界再編が加速してきた。和田社長は「この時期に大規模な再編があると予想していた」と話す。先手を打つ形で3年前に合併を済ませ、足場を固めてきた。 Xboxなど次世代機向けに新作ソフト提供を発表した同社だが、次世代機が強調するネット機能は実は不安材料だという。 例えば、任天堂の「Revolution」では、過去の任天堂ハード向けゲームがネット経由でダウンロードできる(関連記事参照)。しかしソフトメーカーへの利益配
Viral Marketing(バイラル・マーケティング)は、直訳すると「ウィルス型マーケティング」になるが、より正確に表すには「伝染型マーケティング」だとか、「自己増殖型マーケティング」とでも呼んだほうが良いだろう。Viral Marketing とは、テレビや新聞などを使った「マス・マーケティング」をする資金のないベンチャー企業や、それだけの投資リスクを負いたくない企業が低予算で一気に大量の顧客を確保したい時に使う「裏技的」マーケティング手法である。「バイラル=口コミ」と勘違いしている人が多いので要注意である。 米国では hotmail が、全くの無名のベンチャー企業でありながら、viral marketing の手法で、わずかの期間に数百万人のユーザーを確保した例が良く知られている(その結果、マイクロソフトに買収され、創業者と投資家に数百億円の利益をもたらした)。日本では、ドワンゴが
アメリカは資本主義の国である。「そんなのあたりまえじゃん」と思うかもしれない。しかし、本当に主義主張として資本主義を信じ、その基盤の上に国家を作り上げている国なのだ。資本主義とは基本的には「自由競争によって最適状態が訪れる」という信念のことだが、これを信じている日本人は、実はほとんどいないのでは・・・。 さて、そのアメリカの信念をうかがわせる事件が今日ニュースに。Pentagon(のDARPA)が中東情勢の先物市場を設立しようとした、というもの。詳しくはSan Francisco Chronicleの記事などご覧下さい。中東情勢を読み、ある出来事にかける。それが当たったら儲かる、という市場を本気で作ろうとしたのである。その名もFutureMAP いわく。 Traders could buy and sell futures contracts based on their predicti
アメリカは昨日から夏時間になった。急に日が長くなって、8時くらいまで明るい。この間ラジオで聞いたのだが、初めて夏時間を導入したとき、ゴルフボールの売上が30%増えたそうだ。8時とか9時まで明るければ、仕事の後にゴルフできますので。 もとい。 ちょっと古いが、Scientific American 2004年12月号のCommon Senseは、どういうときに、全体が、それを構成する個人より優れた知恵を生み出すか、という話。構成員が「独立し」、「分散して」、「それぞれが勝手な理解の仕方をする」という条件を満たしていなければならない、と。 記事では全体が個より優れている例をいくつかあげている。 例1 In one experiment, participants were asked to estimate the number of jelly beans in a jar. The gro
JuniperがPeribit NetworksとRedline Networksを買うことを発表した。「この買収のシナジーやいかに」といったことは、リンク先の記事をお読みいただくとして、未公開企業を買う値段について。 発表によれば、Peribitは株+ストックオプション+キャッシュで3億3700万ドル、Redlineは同じく株+ストックオプション+キャッシュで1億3200万ドル。ちなみにこの二社で売上は計4000万ドル位とのこと。 ふむ。ということは。 企業価値の合計(3億3700万+1億3200万)の4億6900万ドルを4000万ドルで割ると11.7。これが売上マルチプル。(このあたりの計算については、未公開企業の価値の計算エントリーをご参照くださいませ) ちなみに、Juniper本体の売上マルチプルは、企業価値が1242億ドルで、昨年度の売上が13億ドルだから9.3。小さい会社だから
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