ニコンのフルサイズ機「D600」を見て「ああ、時代もここまできたんだなあ」と思ったのである。それまでのフルサイズ機はハイエンドユーザーをターゲットにしてたので、カメラとしての作りもハイエンドだったのだ。作りがしっかりしててがっしりしてて、手に持ったときの堅牢感もあり、シャッターもしっかりしてて、でもその分だけ高価で大きく、そして重かった。 APS-Cサイズモデルでもハイエンド機はやはり堅牢性と信頼性と重さを兼ね備えていたので、フルサイズ機に限ったことじゃないのだが、それでもやっぱ「フルサイズ機はでかくて重くてがっしりしてる」という印象だったのだな。 で、D600はミドルレンジのカメラである。だから、ハイエンド機ほどの堅牢性は感じないけど、その分軽快で軽くてコンパクトなのだ。その分扱いやすい。ああ、時代は本格的にフルサイズに突入したんだなあ。特に写真好きの主力はフルサイズになっていくんだなあ