2010年代以降生まれのα世代(中2以下)は、ものごとを全部西暦で考える。 平成生まれでも前半の人々は、一応平成で言われてもなんとなくはわかるだろう。 いやまあ平成前半生まれでも難しいかもしれない。ただ難しいながらも、文句を言いながらも、一応わかろうとするだろう。 だが平成後半になればなるほど平成と言われてもほとんどわからない。わからないどころか、別に知ろうとしない。興味がないわけだ。 平成で考える機会が極端に少ない。平成であるメリットが皆無。α世代にとっては「平成」という時代は生まれる前の話だ。 平成14年、平成23年、平成29年、なんのことやらわからない。2002年、2011年、2017年なのだ。 19XX年というこの19がもう自分たちとは関係のない歴史的な時代である。α世代にとっては200X年こそが「生まれる前にあったらしいこと」である。 下手をすると「自分の生まれた年が平成何年か」