欧米など先進国では「宗教離れ」が進んでいるといわれるが、果たして本当に宗教は衰退しているのか。また、変化の著しい現代社会において、宗教は何を求められているのか――。キリスト教神学や宗教哲学が専門の芦名(あしな)定道・関西学院大学神学部教授が、6月に開かれた「阪神宗教者の会」の例会で、「現代世界と宗教哲学の可能性」と題して講演した。芦名氏は、宗教哲学の成立背景や日本の宗教構造などを概説しつつ、キリスト教を含めた伝統的な宗教が現代社会で問われている役割について語った。 宗教哲学の成立 宗教哲学が一つの学問分野として成立したのは近代。その成立において重要な役割を果たしたのが、共にドイツの哲学者であるイマヌエル・カント(1724~1804)と、フリードリヒ・シュライアマハー(1768~1834)だという。芦名氏は、カントが、人間にはそもそも宗教的である可能性があるという論を展開したと説明。「『可能
ここのところ、テレビメディアなどで「世界の先進国において、現在、日本がもっとも流行している。最悪だ!」との論評が定着しかけているようです。これは本当なのでしょうか? ちょっと雑だなと感じるところもあり、少しだけコメントいたします。 まず、実際のサーベイランス情報を確認してみましょう。 各国が公開している陽性者数をもとに、7月25日の週の人口10万人あたり感染者数を計算してみました(国内比較のために都道府県別も入れています)。すると、日本は1,113人となり韓国 1,118人よりわずかに下回るものの、ドイツ 624人、フランス 571人、アメリカ 275人、イギリス 136人と比すれば、かなり高い値です。たしかに、日本で大きな流行が生じているように見えます。 筆者作図 ただし、各国が公表する陽性者数を比較するためには、そもそも誰に検査を行っているのか、あるいは検査陽性者を報告しているのか・・
憲法20条には「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」とあります。政教分離の原則です。その理由は、教科書的には「政治がある特定の宗教組織と結びつくと、他の宗教・宗派を排除・弾圧することになり、人々の信教の自由が侵されるから」というのが答えです。 宗教では教義が絶対で、「考える」ことではなく「信じる」ことが最後の結論です。考えるのは神や教祖の仕事で、信者は信じることで救われる。だから、教義を外れる疑義や問答は無用。外れるならそれは異教なのです。歴史上、数々の宗教戦争があったのも、宗教というものが自分たちの教義に反するものを徹底して(互いに)排除してきたからです。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く