書架の上で本を読む仕事帰りのサラリーマンら(26日午後8時28分、大阪府寝屋川市の駅前図書館キャルレで)=尾崎孝撮影 公立図書館が様変わりしている。カフェの併設や「ブックシャワー」(本の消毒)の設置、「本のソムリエ」の派遣など、従来にないサービスが充実してきた。財政難から民間に運営を委託する自治体が増えていることなどが背景にあり、年間の貸出数は20年で2倍を超え、7億冊近くまで伸びている。30日は、法律で利用が無料と決まった「図書館記念日」。大型連休の合間も、街の図書館はにぎわいそうだ。 飲食スペース 26日午後8時過ぎ、大阪府寝屋川市立図書館「キャレル」で、仕事帰りの会社員らが読書にふけっていた。京阪寝屋川市駅から徒歩1分の商業施設内に今月1日オープン。通勤、通学帰りにも使いやすいよう午後9時まで開館し、府内の公立図書館では最も遅い。 同市の会社員端山(はやま)孝さん(56)は「時間を気