<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2017年02月23日 (木)85歳 大都市東京 "最後の行商人" ※2017年2月13日にNHK News Up に掲載されました。 その人は朝7時、大きな荷物をカートに乗せ、通勤客に交じって、底冷えのする東京・JR大塚駅に姿を現します。岩井※靜さん、85歳。 風呂敷から出して並べるのは、自分でつくった自慢の野菜やお餅など。大都市、東京でこうした行商を続けている人はもうわずかです。 ″戦後″の面影を今も残す姿に密着してみました。 ※(左が青) <大都会の小さな朝市大都会の小さな朝市> 岩井さんが暮らしているのは いまも田園風景が広がる千葉県印西市。午前3時半に起き荷物を準備し、自宅から1時間半かけて大塚までやってきます。 野菜を並べるのは午前7時から10時ごろまで。かつては毎日通っていましたが、3年前に体調を崩し、今は週2回、水曜日と