ひとことで言えば、SCSI-over-TCP/IP。SCSI プロトコルを TCP/IP 上で使用する規格のことだ。iSCSI では、ストレージを提供する方つまりストレージサーバ側を「ターゲット」(Target)、利用する側を「イニシエータ」(Initiator) と呼ぶ。ソフトウェアの実装は幾つかの団体が行っているようだが、RedHat系では、ターゲットソフトウェアは tgt project (※)、イニシエータソフトウェアは Open-iSCSI のものを採用している。iSCSI 管理コマンドは使い方が幾分複雑だ。その点、当ページはコマンド実例集としてもお役に立てるだろう。当内容の検証は主に RedHat Enterprise Linux 5.5 と CentOS 5.5 上で行った。 ※ tgt と並んで有名な iSCSI ターゲット実装に IET (iSCSI Enterprise
以下のパッケージを追加する。 # yum install scsi-target-utils サービスの起動。 # chkconfig tgtd on # /etc/init.d/tgtd start これで準備完了。 ■iqn iSCSIターゲット/イニシエータの識別子。任意に設定できるが、iSCSIを利用するネットワーク内において一意である必要がある。 命名についてのルール等はこちらがわかりやすい。 ■backing-store、direct-store ターゲットとして領域を提供する際に使用するデバイス、またはファイル。 ・backing-storeの場合は領域にファイル、物理デバイス、LVM等が指定できる。 ・direct-storeの場合は物理デバイスしか指定できない。 違いは殆ど無いが、direct-storeで指定した場合、指定されたデバイスに大して sg_inq コマンドに
2011/8/26追記 こちらも参考にしてみてください。 --------------------------------------------- 参考>> 仮想環境を使って簡単にRHEL6のiscsiマルチパスを検証する --------------------------------------------- 最近のHPサーバ等を見ると、NICの二重化、ストレージパスの二重化、サーバの二重化(クラスタ)はほとんどOS標準のモノを使えと書いてある。IBMもそうなりつつある。 従来、こういった分野ではNICやストレージであれば、LANボードを作っているベンダのソフト(たとえばIntelProSet)、EMCならPowerPath、日立ストレージであればHitachi Dynamic Link Managerといった専用のソフト、またはVERITASのようなサードパーティ製のソフトを使う必
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