(前編はこちら) 前編では何でも撮る三池さんを面白いと思っていた押井さんのところに、三池さんから仕事のオファーが来たところまで伺いました。そのお仕事、「ケータイ捜査官7」のときはどうだったんですか。 押井:あれはシリーズもので、三池さんは総監督で本人も何本か撮ってる。他に監督が数人いてローテーションで回してたの。僕はゲストで2本やった(第18話「圏外の女(前編)」、第19話「圏外の女(後編)」)だけで、脚本はもう1本やった(第35話「ケイタのはつゆめ」)。 三池さんから直接オファーが来たんですか。 押井:そう。基本的には「2本だけやってね」「僕でいいんですか?」というところから始まったんだよね。「たぶん変なことやっちゃいますけどよろしいんですか?」「いや、変なことをやってほしい。何をやってもいい。放送できないものじゃなければ、どんなことをやってもいいから」と。だから温泉が舞台だけどスッポン