オタクの聖地、東京ビッグサイト。最近そこに南展示棟が新しく建設されたことはご存知だろうか。 先日新築ほやほやの南展示棟を訪れたので、その話を聞いてほしい。 令和元年、7月21日。私は朝の8時半から東京ビッグサイトにいた。腐女子が早朝からビッグサイトにいる理由など、説明するまでもないだろう。キャリーケースをゴロゴロと引きずりながら、私はあの妙な幅の階段をエッホエッホと登っていた。あの階段、一歩で登るには幅が広いし、二歩で登るには狭い。私の足が短いだけという可能性も拭えないが、そもそもなぜビッグサイトはあんな高台にあるのだろうか。なぜオタクがあのクソデカ階段を登らねばならんのだ。もう少しビッグサイト側から寄ってくれてもいいのではないか。 いやそんなことはどうでもいい。とにかく、私は神の本を手に入れ、ついでに自分の本を売るためにわざわざ東京ビッグサイトまでやってきたのであった。しかもなぜかこの日