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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (19)

  • [書評]知はいかにして「再発明」されたか―アレクサンドリア図書館からインターネットまで(イアン・F・マクニーリー、ライザ・ウルヴァートン): 極東ブログ

    [書評]知はいかにして「再発明」されたか―アレクサンドリア図書館からインターネットまで(イアン・F・マクニーリー、ライザ・ウルヴァートン) 思想や知識について現代日人の私たちは、定式として扱いがちだ。例えば、リベラリズムなど何々イズム。あるいは概念。例えば、一般意志、絶対精神といったもの。そしてそれをつい思想家または思想家の系譜として考えてしまう。リベラリズムなら、ジョン・ロックやジョン・スチュアート・ミルなど。概念についてはそれを生み出した思想家としてルソーやヘーゲルといったふうに。その配列や一覧表が思想史や思想と呼ばれてしまい、あたかも現代社会に生きて知を営むありかたが、その帰結であるように考えてしまうことがある。 だが思想や知識というものは社会への機能からすれば、それらを枠付ける、知の制度にこそ重要な意味を持つのではないか。別の言い方をすれば、リベラリズム、一般意志、絶対精神といっ

    Hebi
    Hebi 2011/12/09
    つまり現代において図書館は現役ではないと…>文明がその存続と発展に依存する活動的な知の制度こそが問われている―そのことがこの限界付けに暗示されているのである。
  • グーグルは何かを知ろうとしている: 極東ブログ

    雑記でもないのだがちょっと散漫な話になる。ので、一応結論的みたいのを先に言っておくと標題どおり「グーグルは何かを知ろうとしている」ということだ。何かとは取り敢えず人々の欲望としておく。誤解されるかなと思うのは、私がここで「グーグル」というのはシステムのことであって、その会社の経営者とか開発者という人間を指しているわけではない。 話の起点は先日のことだ。田健(著)「ユダヤ人大富豪の教え」(参照)の引用が多いあるブログのエントリについて、はてなブックマークが多数付いたことに、私は奇異な感じを持った。該当のはてなブックマークは「はてなブックマーク - ユダヤ人大富豪の教え : akiyan.com」(参照)である。はてなダイアリーでの引用を含めると四百点近いブックマークとなった。 私はこの書籍についてフィクションだと思っているしあまり関心はない。が、はてな利用者がこの書籍についてこんなに関心を

  • 母に成りたい未婚女性: 極東ブログ

    先日レコーダーに貯めてある番組からNHK BS世界のドキュメンタリー「子どもがほしい」(前編) というのを見た。後編も少し見たのだが、前編のインパクトを自分が消化できないで頭が混乱している。こんなときはブログにでも書いてみるか。 番組の制作は英国チャンネル4でちょうど一年前のものらしい。概要についてはグーグルのキャッシュに残っていた。ついでなんで前編後編部分を結合しておく。 女性ひとりでも経済的な自立が可能となった現代、イギリスでは結婚しなくても子供はほしいと願う30代後半の女性が増えている。女性は、35歳を境に妊娠の可能性が低下するためだ。2回シリーズの前編では、夫や恋人がいない30代後半の女性4人が母親になるという希望をかなえるため、その方法を模索し、自らの決断に立ち向かう姿を追う。2回シリーズの後編は、第三者からの精子提供による人工授精で、妊娠を目指そうとする3人の女性の姿を追う。

    Hebi
    Hebi 2007/02/05
    親になりたい/子ども育てたい/子ども産みたい/母になりたい…みんなそれぞれちょっとずつ違うだろうし、そもそも今まで体験していないことを「したい」と思わせる原動力って何だろうとか
  • 極東ブログ: [書評]ウェブ人間論(梅田望夫、平野啓一郎)

    対談書「ウェブ人間論」は、表題の類似性から「ウェブ進化論」の続編として読まれるかもしれない。確かにそうした文脈もあり、特に「第三章 、iPod、グーグル、ユーチューブ」に詳しい話が展開されている。いわゆるネット業界的にはこの三章の情報が有益だろうし、出版界にとっても非常にわかりやすく示唆的な内容に富んでいる。 単純な話、未来の書籍はどうなるのか。平野啓一郎はある危機感を感じているがこれは現在出版に関わる人にとって共感されることだろう。これに対して梅田望夫は大きな変化はないだろうとしている。 文学者と情報技術の先端にいるコンサルタントとの、時代の変化に対する嗅覚の差もあるが、ここで梅田の判断の軸になっているのは「情報の構造化」という考え方だ。確かにネットには多くの情報がある。だがそれは構造化されていない。梅田の著作に表現されているアイデアの大半はすでにネットで公開されているが、それらは書籍

    Hebi
    Hebi 2006/12/13
    >梅田の著作に表現されているアイデアの大半はすでにネットで公開されているが、それらは書籍「ウェブ進化論」ほどには構造化されていない。書籍は「情報の構造化」に適している。また現状では、社会に幅広く影響を
  • 極東ブログ: 美しい日本に賢い若者出現の期待

    雑談。先日NHKクローズアップ現代で雇用問題をシリーズで扱っていた。ぼんやりと見ていたのであまり記憶にないのだが、来年度は新卒採用が大幅に増えるという話と、この失われた十年で来なら新卒採用されてもよいはずったのに非正規雇用となった若者の、明暗とでもいうのだろうか、取り上げていた。 番組でもまったく無自覚というわけではないのだが、というか識者に語らせてもいるのだが、なぜ企業はそんなに新卒にこだわるのかというのが、よくわからなかった。もちろん、私も日社会にずっぽり沈んでいるので日の企業が新卒にこだわる理由がわかりませんみたいなことは言えないのだが、もうちょっと、なんか社会学的な説明みたいなものはないものかと思った。まあ、ないのだろう。 三十代の、新卒なんてどうでもいいでしょという人と事時そんな話をして、まったく日の企業ってなんでそこまで新卒にこだわるのかとちと問われて、当方、つい、あ

    Hebi
    Hebi 2006/12/13
    これ読むと論理的な理由なんて何にもないことがよく分かる>平成18年版 国民生活白書 本文 第1章 第2節「●企業はなぜ「新卒」にこだわるのか」http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h18/01_honpen/html/06sh010201a.html#06sh010201c
  • 形と実態: 極東ブログ

    ブログでいうところのネタにもならないのかもしれないが、最近ときおり考えることがあるので、書いて「形」にしてみたい。話は、形と実態ということだが、哲学的なことではない。卑近な話に近い。 ブログのある種濃い層ではこのところ話題だった、某有名ブロガーがアレフの信者だった話だが、と「某有名ブロガー」なんて書く必要もないのだが彼自身に焦点を当てたいわけでもないので仮にそうしておく。 この話、アレフの信者だったことを内緒にしてブログ活動をしていたが、アレフの信者であることがバレた、ということなのか、改めて考えるとよくわからない。というのは、アレフの信者であるばそれを明言することがブログ活動の条件になるわけでもないからだ。もっとも、今回の問題は、実際にはそういうことではなく、現実の政治に関係があり、そのあたりでいろいろブロガーが考えなくていけないことがあった。なので、どういうふうに問題を設定するかという

    Hebi
    Hebi 2006/04/22
    結局読み手が書き手に何を要求しているかという話かな。書き手は形を選択できるけど、形と実態との関係の解釈までは指定できない。/何かを読んで怒る人は自分で自分を怒らせているともいえる。
  • ココログ頓死記念にブログ論という与太話: 極東ブログ

    それほど理由を知りたいと思うわけでもないのだが、ココログが昨日からずっと死んでいた。昨日はエントリのアップもできなかった。なので、病欠というわけでもないが、極東ブログはまたしても欠を作った。 私事だが先日過労で倒れて、ブログ千日回峰行もついに頓挫した。ブログ阿闍梨にはなれないものだった。千日回峰行を二度成した酒井阿闍梨が以前回峰行には必ず難所が来ると言っていたし、覚悟はしていたが、覚悟が足りなかった。阿闍梨の決意には遠く及ばない。彼らは難所を乗り切る決意のためにスイス・アーミー・ナイフを携帯しているらしいし、そういえば、相撲の行司もそうだったが、たしかこちらはゾルリンゲンだったと記憶している。 ‥‥そんなワケで、私なんぞ一度ブログ行はだめかなと躓いていたので、昨日のココログの頓死も、しかたないかぁ、神も大石先生もサイコロを振るか、くらいの呑気な気持ちでいた。特にエントリのネタものない。とい

    Hebi
    Hebi 2006/03/10
    最終的にそれで生計を立てている人がいなければ真実は担保されない?/関連→佐藤卓己『言論統制』
  • 公文書館なくして民主主義なし: 極東ブログ

    公文書制度の動向がピンと来ない。現状、細田博之官房長官の私的懇談会「公文書等の適切な管理、保存および利用に関する懇談会」(座長、高山正也慶大教授)が進行しており、先月28日、各省庁が保存する文書の国立公文書館への移管基準の明確化などを求める報告書が細田長官に提出された。 懇談会の詳細については、内閣府ホームページ(参照)のかたすみの「その他の施策」にこっそりとリンクがある。リンクであることがわかりづらいように下線を消した項目の「公文書館制度」がそれだ。内閣府は公的ホームページの作りかたもわかってないな。とほほ。 この「公文書館制度」(参照)の資料は、面白には面白い。が、専門的な議論が中心になるのはわかるのだが、率直に言うと、「わかってんのかこの人たち」という印象がある。 同じ印象は昨日の読売新聞社説「公文書保存 政府が直接やるべき事業だ」からも受けた。内容はよく書けてはいるのだが、ジャーナ

  • パートタイマーの労働組合: 極東ブログ

    ラジオを聞いていたらイトーヨーカドーのパートタイマー一万五千人が労働組合に加入したという話があり、えっと思ってその背景はどうなのだろうかとネットを見たのだが、よくわからない。年末「極東ブログ: セブン・ミレニアム統合メモ」(参照)を書いてから、この関連の問題が気になっていた。 現状ネットのリソースとして、「イトーヨーカドー 社会的責任CSR パートタイマーへの配慮」(参照)を見ると、二〇〇五年度の報告ということもあるが、その兆候への示唆は読みづらい。 現在、イトーヨーカドーのパートタイマーは労働組合に加盟していませんが、パートタイマーへの評価制度や店舗閉店時の対応などについては、労使双方による確認を行っています。 また、労働組合では「パートタイマーがやりがい・働きがいをもてる環境づくりが当社の発展に不可欠」という考えのもと、パートタイマーとの懇談会や支部交流会などを実施しているほか、労働組

    Hebi
    Hebi 2006/02/12
    正規の労組vsパートの労組みたいにならない事を祈る/御用組合多すぎるからなぁ>労組を労働者が打ち倒す時が来ればいいのにと
  • [書評]事故のてんまつ(臼井吉見): 極東ブログ

    高校生のころ読もうと思って機会を逸したままだったで、それから三〇年して読むという感じだ。話はノーベル賞作家川端康成の自殺を追ったフィクションだが、かなりの部分は事実ではあるのだろう。内容の紹介がてら帯を引用するが、あまり釣りの文言とは言えない。 72歳で自ら命を絶ったノーベル賞作家の、死の前の半年間を描いて、一生涯抱きつづけていた哀しみの根源をたどり、その人と文学に新しい光をあてた力作中編小説。 当初雑誌「展望」(一九七七年五月号)に掲載されすぐ単行として出版(三〇日付け)されたものの、川端家から販売差止めの民事訴訟を受け、絶版となった。臼井が謝罪し、八月一六日、和解が成立した。 日文学史研究の上でも貴重な資料ではあるが、「エーゲ海に捧ぐ」(参照)などと同じく、当時ベストセラーとなったこともあり、現代でも古書の入手はたやすく、価格も千円程度である。ネットの古書店でも簡単に見つかるので

    Hebi
    Hebi 2006/01/16
    うははははエキサイトブックスの連載みたいだ。貴重な先達がいたもんです。近代文学の素養があってネットジャーゴンも使いこなす熟年ブロガー。
  • 独断的和食の味付けについて: 極東ブログ

    ときたまする料理の話。和の味付けについて。もちろん、私が適任なわけもないのだが、私とって当たり前のことが世の中あまり当たり前でないことがある。そういう時は…大抵は私が間違い。もちろん、というわけで謙虚に独断である。 が、村田吉弘の「割合で覚える和の基」などを読むに、大雑把に考えると、私の考える基と同じみたいだ。 で、ずばり和の味付けのヒケツは何か? ちょっと搦め手から言うのだが、砂糖と塩を使わないこと。和の味付けに、砂糖と塩はほとんど不要。砂糖と塩を使うから味がブレるのだと言いたい。 じゃ、どうするのかというと、味醂と醤油を使うのである。 しかも、使い方は非常に簡単。両方を等量合わせて使うだけ。等量合わせるためには計量スプーンが必須。精密に計る必要はないが、大さじで計量したほうがいい。 あとは、味の濃さについて、水量と大さじの関係を人数に合わせて一度決めておく。一度決めておけば、

    Hebi
    Hebi 2006/01/06
    うちもこの方式だなぁ。みりんと醤油だけやたらと消費して、なかなか砂糖と塩が減らなくて困る。
  • [書評]人類の未来を考えるための五〇冊の本(ランド研究所): 極東ブログ

    米国の有名なシンクタンクの一つであり、インターネットの生みの親とも言えるランド研究所が人類の未来を考える上で重要だとする五〇冊ののリストを昨年年末に提示していた。”50 Books for Thinking About the Future Human Condition”(参照)がそれである。各書籍にはなぜそれが重要かという簡単な解説もある。 日人にしてみるとこうした書籍はできるだけ邦訳で読みたいものだ。なので、この機に邦訳があるものの対比リストをざっくりとだが作成してみた。 間違いもあるかもしれない。邦訳がないもので自分のわかる範囲については代替のを挙げておいた。 なお、米国のシンクタンクの重要性については、「第五の権力 アメリカのシンクタンク(文春新書)」(参照)を一読されるといいだろう。 過去 The New Penguin History of the World 図説 世

  • NHKクローズアップ現代「歴史教科書はこうして採択された」雑感: 極東ブログ

    昨日のNHKクローズアップ現代は「歴史教科書はこうして採択された」(参照)だった。例の、杉並区で騒いでいた歴史教科書問題である。台風で放送予定日がずれ込んでいたらしい。私はというと、とりわけこのテーマだから見るというわけでもなく、いつもどおり漫然と見ていただけだが、もしかするとネットで話題になるような話でもあるかなとは少し思った。でも、どってことのない番組だった。アレにもきちんと触れてなかった。 NHKのサイトでの説明はこんな感じ。 来春から中学校で使われる教科書の採択が、この夏全国で行われた。4年前の前回に続いて注目を集めたのが、韓国中国から「過去の侵略を美化している」と批判されている扶桑社の歴史教科書。今回は、市区町村では初めて杉並区と栃木県大田原市で採択された。多数の市民が傍聴に詰めかけるなか採択が行われた杉並区では、採択を決める教育委員の意見もふたつに割れ、一回の会議で決定せずに

    Hebi
    Hebi 2005/09/21
    首長が直接教育に手を突っ込まないための教育基本法の「教育は不当な~」が「教育行政は不当な~」に、辺り
  • 喘息患者の脳は喘息を連想する言葉に反応する: 極東ブログ

    二十九日付で海外に出ていたニュースなのだが国内報道はあっただろうか。喘息についてのニュースで、喘息の患者というのは、喘息を連想させる特定の言葉を聞くとそれに脳が反応して、喘息発作の引き金になるようだ。読みやすいところでは、BBC”How emotions spark asthma attack ”(参照)がある。 喘息の被験者に提示された言葉は、"wheeze"、"loneliness"、"curtains"で、wheezeが喘息のぜいぜい、lonelinessは孤独、curtainsはカーテン。wheezeに脳が反応したということ。最近はやりのfMRIを使った研究だ。 日語だと、wheezeに相当する言葉はなんだろうかと思うが、ぜいぜいという感じだろうか。呼吸ができないよぉ、くっ苦しい、ボンベはどこどこ…といった感じか。そう、私は小児喘息だったので、こうした問題はまるで他人事ではない。

    Hebi
    Hebi 2005/08/31
    どうしても前向きに読めない。
  • 空想過去小説「チーズとバギウム」: 極東ブログ

    毎週鉄人28号を見ている。今週は、ヤポンスキー(日人)とニッポンとヒコポンデリーから造語したような、おなじみのキャラ「ニコポンスキー」も声優名を隠して登場した。面白くてたまらない。戦後に糸川英夫(バレーリーナ?でもあった)博士が作ったペンシルロケットも、戦前の設定で登場してきた。フィクションだからな。空想科学小説が未来ではなく過去に向けて描かれるのは、もしかするとなんらかの意味があるのかもしれない。私も過去に向けてちょっとフィクションを書いてみたい。 というわけで以下は、フィクションである。 「チーズとバギウム」 アジアの現代史はアヘン戦争から始まる。 イギリスは中国人に麻薬のアヘンを売りつけていた。人間をダメにするには最適の薬だ。当然、中国に君臨していたモンゴル王朝正統の清王朝道光帝は怒った。1839年、イギリスとの交易を禁止した。が、翌年イギリスはこれに因縁をつけて中国に軍を派遣。4

    Hebi
    Hebi 2005/07/24
    小説です=つっこみ禁止・歴史厨よけの護符?/finalvent史観
  • 南の島のゲンジツ: 極東ブログ

    南の島のゲンジツについては人間関係というか政治というかそういう側面はあまり書きたくないのだが、人間という存在をよりマクロな視点に移した場合のゲンジツについては、少しふれておいてもいいかもしれない。 まず、蟻だ。人間はこの地球全体の視点から見れば蟻に等しい存在だと言うのは蟻のことをなんも知らない人だろう。蟻はその生物的な社会性において人間より高度な発達を遂げている。なかでも、生殖と労働を分化させ、実質労働を第三の性として身体具現化した点において人類がその途上にあるとはいえまだまだ到達できない地点にある、といった、高度な与太話はどうもでいい。 蟻は、南の島のゲンジツを構成するかなりの重要な要素なのである。想像してほしい。あなたはビジネスとかで一花咲かせるとか国際ソムリエコンクールに優勝するとか、あるいは喰いつぶしてなんとなくとか、南の島の午後、のんびりと寝ている。IT機器はすべてオフにした。も

    Hebi
    Hebi 2005/07/04
    本州でも田舎はみんなそんなもの…サイズはだいぶちっちゃいけど。
  • [書評]希望格差社会(山田昌弘): 極東ブログ

    以前に読んで心にひっかかったものの、そのあたりがうまく言葉にならず、もどかしく思ったまま、そういえばこのについて結局なにも書いてこなかったことに気が付いた。と、いう次第なので、いまだにうまく思いがまとまらないが、気にもなるので、書きながら、考えてみたい。 「希望格差社会―「負け組」の絶望感が日を引き裂く」は、副題にあるように、日社会が勝ち組と負け組の二極化になるという、社会の危機感を社会学的に考察し、その解決策も提示したものだ。それがどうして、「希望格差社会」になるかといえば、Amazonのサイトにある日経ビジネスのレビューにあるように、とりあえず、こういうことだ。 現在の日は職業、家庭、教育のすべてが不安定になり2極化し、「勝ち組」「負け組」の格差が拡大している。「努力は報われない」と感じた人々からは希望が消滅し、日は将来に希望が持てる人と絶望する人に分裂する「希望格差社会」に

    Hebi
    Hebi 2005/05/20
    >博打型人間の創出だろうと思う。そして、それ自体が、実は、絶望の別形態なのではないか、と私は疑ってい
  • エルンスト・ツンデルはカナダからドイツに”送還”: 極東ブログ

    非常にタッチーな問題なので書くに尻込みしそうだが、この問題に言及せずしてなんでブログをしている意味があるのだろうと思う。とはいえ一般的な話題でもないし、まして日のブログに向いた話題でもない。 話は、カナダ居住のホロコースト否定論者エルンスト・ツンデル(Ernst Zündel)が国外追放となり、ホロコースト否定を法で禁止するドイツに"送還"された、ということ。送還にクオート・アンクオート(参照)としたのは、適切な表現ではないかもという米人がよくやる含みだ。なお、その後、彼はドイツに到着し、逮捕された。 私が最初このニュースを知ったのは昨日のサロン・コムのトップニュース欄だった。まだ追放前、そして逮捕前ではあった。とりあえず「はてなブックマーク」した(参照・会員制)。ニュースはAP系で"Canada set to deport Holocaust denier"というタイトルだった。同ニュ

    Hebi
    Hebi 2005/03/02
    >(こんなことが彼に起きるなら、同じことがあなたに起こりうる。もちろん私にも)
  • 日本人ヤコブ病患者のこと: 極東ブログ

    社会不安をかきたてたい意図はまるでないし、最初におことわりしておくけど、日のヤコブ病の状況が危険だ、というほど重要な話ではない。ただ、先日4日に発表された日人ヤコブ病患者のニュースでなんとなく心にひっかかっていることがあるので書いてみたい。 というのも、今週の週刊文春をめくっていたら"「狂牛病感染源が日」だったらどうなる? 椎名玲 ついに日人ヤコブ病患者発生"という記事があって気になった。なんというか、私の感じからすると「ま、普通そう考えるよね」と思っていたのだが、この記事を見るまで、世間とかネットをざっと見回すにあまり「普通」でもないようだし、危機を騒ぎ立てるほどのことでもないので、そんなものかと思っていた。 文春の記事は飛ばしネタかなと思ってざっと読んでみた。総じて言うと飛ばしネタです。でも、ふーんと思うことがあった。例の一ヶ月英国滞在の話の信憑性に疑問を投げている点だ。 しか

    Hebi
    Hebi 2005/02/11
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