文化庁は5日、オペラを公演する「東京室内歌劇場」(東京都中央区)と、浪曲の振興を図る「日本浪曲協会」(同台東区)が、07~10年度の26事業について、経費の水増しなどによって総額約2億2600万円の補助金を不正受給していたと発表した。同庁は不正受給額の返還を求めるとともに、補助事業への応募を制限する方針で、詐欺などの容疑で告訴も検討する。 同庁によると、不正受給の内訳は、東京室内歌劇場が07~10年度の17事業約2億1400万円、日本浪曲協会が07~09年度の9事業約1200万円。同庁の調査に対し、両団体は私的流用を否定し、事業経費に充てたとしているという。 東京室内歌劇場は、今年2月に同庁の執行調査で発覚。二重帳簿を作成し、領収書を偽造していた。日本浪曲協会については、昨年11月に同庁へ不正受給の情報提供があり、領収書に水増しした金額を記入していた。 【木村健二】
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く