永田町・霞が関で、文部科学省の地位がまた失墜した。読売新聞が22日朝刊で、前川喜平前事務次官(62)が在職中、東京・歌舞伎町の「出会い系バー」に入り浸っていたとスクープしたのだ。同店については、夕刊フジにも「複数の文科省幹部が出入りしていた」「その中に、学校法人『加計学園』(岡山市)をめぐる『文書』の仕掛け人がいるようだ」との情報が寄せられ、取材を進めていた。 「教育行政トップとして不適切だ。今回のハレンチ醜聞のダメージは計りしれない」 ある文科官僚は22日、こう語った。省内には重苦しい雰囲気が漂っているという。 菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で「事実関係について政府としては承知しておらず、コメントは控えたい」と語った。「恥ずかしくてコメントに値しない」というのが本音ではないか。 前川氏は1979年に東大法学部を卒業後、旧文部省に入省。官房長や初等中等教育長、文部科学審議官などを経て、