低価格の「第3のビール」市場で、韓国製品がシェアを伸ばしている。業界推計では10%近くを占め、年内には焼酎「JINRO」で知られる韓国最大の酒類メーカー、ハイトジンロも本格参入する。製法や原料によって税率が低くなる日本独特の酒税に合わせて開発。製造コストの安さに加えて円高の影響もあり、国産より安く、国内メーカーはシェアを侵食されている。業界では、政府・民主党内で根強い第3のビール増税論議に影響が及ぶとの見方も出ている。 ■真打ちジンロ参戦 ハイトジンロが日本で売り出すのは、「THE HITE・ジンロ・ドラフト」。価格は350ミリリットル缶で98〜118円を想定しており、120円前後で売られている国産よりも最大で20円以上安い。子会社の眞露ジャパンを通じ全国の酒販店チェーンなどで販売。日本の焼酎市場が頭打ちとなるなか、満を持して参戦する。 「日本製の第3のビールも参考にして、若者がごく