【ロサンゼルス=西島太郎】マリフアナ使用などの合法化を巡る住民投票が、2日、カリフォルニア州で行われ、合法化反対派が賛成派を制し、勝利した。 全米初の「マリフアナ合法州」が誕生するのかと注目されたが、薬物依存や治安の悪化を懸念する声によって合法化は回避された。 住民投票は、21歳以上の個人的な使用に限って〈1〉1オンス(約28グラム)のマリフアナの所持を認める〈2〉約2・3平方メートルの範囲での栽培を可能とする――などの是非を問うた。 加州では、1996年の住民投票で、すでに医療目的に限ったマリフアナの所持・使用が解禁されている。合法化に賛成するグループは、これをさらに推し進め、嗜好(しこう)品としての使用についても認めるよう求めていた。