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  • 【令和5年版】「報道の自由度2023」の報道の仕方から不自由を見る - ネットロアをめぐる冒険

    お久しぶりです、生きてます。 正直、もうあまりこのブログを更新することはないかなと思うんですが、「報道の自由度」については、他の誰も書かないので、細々記録を残していこうと考えています。 さて、2020年から観測している*1、国境なき記者団(以下RSF)による、「報道の自由度ランキング」が今年も発表されました。金太郎飴のように「SNS上で記者が攻撃されている」しか報道してこなかった朝日が、去年はなんと、記事にすらしない、という英断(!)を下して界隈を賑わせました。さあ、今年はいったいどうなっているのか…! 【目次】 朝日くん、記事にする 朝日が報じないこと 伝統的とはなにか ところが英語版では... 他紙について 今日のまとめ 朝日くん、記事にする 今年は、おお、「報道の自由度ランキング」、記事になっています!わくわくしながら内容を見ていきましょう。 日の状況について、「メディアの自由と多

    【令和5年版】「報道の自由度2023」の報道の仕方から不自由を見る - ネットロアをめぐる冒険
    IkaMaru
    IkaMaru 2023/05/04
    報道がビジネスとして成り立たないので大手マスコミはますます「報道の利権」を手放さず、その結果として新興が参入できず報道が先細りになる負のスパイラルに降下中。体制側にとっちゃ爆笑物だろうが
  • 「紙」の方が誤りを見つけやすいのか、我らの時代のコピペ的フォークロア - ネットロアをめぐる冒険

    ご無沙汰です。ただいま、わらじを三足くらい履いておりまして、なかなかこのブログを更新できませんでした。こっそり色々調べてはいたんですが。 で、今日は久しぶりにこんな話題。 メディア批評の先駆者、カナダのマーシャル・マクルーハン(1911~1980年)は紙のほうが間違いに気づきやすい理由について、「反射光」と「透過光」の性質の違いを指摘した。前者はを読むとき、いったん紙に反射してから目に入る光。一方、後者はパソコンやテレビの画面を見る際、直接目に入る光を指す。 紙に印刷して読むとき、すなわち反射光で文字を読む際には、人間の脳は「分析モード」に切り替わる。目に入る情報を一つひとつ集中してチェックできるため、間違いを発見しやすくなるのだ。 これに対し、画面から発せられる透過光を見る際、脳は「パターン認識モード」になる。送られてくる映像情報などをそのまま受け止めるため、脳は細かい部分を多少無視し

    「紙」の方が誤りを見つけやすいのか、我らの時代のコピペ的フォークロア - ネットロアをめぐる冒険
    IkaMaru
    IkaMaru 2020/09/19
    直感的にはスクロールするかどうかの方が重要な気がする。同じ透過光でも電子書籍は「流し読み」しにくい
  • いつまで若者は「海外離れ」をしているのか、あなたは何を捨てますか - ネットロアをめぐる冒険

    世の中うまくいかないことはたくさんありますが、調べかけていたことについて、先に記事を出されることほど悔しいことはありません(長めのマクラ)。 ハフポス(正確には新潮社フォーサイト)の以下の記事が話題になっていました。 最近では特に若者の「内向き志向」が指摘されている。海外に出かけることを好まないというのだ。(中略) 20代のパスポートの新規取得率は、1995年に9.5%だったものが、2003年には5%に落ち込み、その後、6%前後で推移。2017年には若干上昇したものの、6.9%だ。取得率で見れば、明らかに低迷している。 日の若者が気付けない自らの「貧困」。海外に出ない、その裏事情 | ハフポスト どこかで聞いたような若者の「内向き志向」を憂う記事なのですが、このパスポートの新規取得率についてツッコミを入れようかと思っていたところ、大変すばやく「More Access! More Fun」

    いつまで若者は「海外離れ」をしているのか、あなたは何を捨てますか - ネットロアをめぐる冒険
  • 【追記】慰安婦が売春婦だったという証拠はどこのものか、ボット生きてんじゃねーよ - ネットロアをめぐる冒険

    【8月4日追記】 資料まわりを整理しました。秦氏の「一億円」の記述の引用、文玉珠の軍事通帳の出典、外地での物価指数などについてです。 高須先生のこんなツイートがバズってました。 慰安婦が売春婦だった証拠が韓国ネットに上がった https://t.co/0BNErOApW6 — 高須克弥 (@katsuyatakasu) July 12, 2019 何かの通帳のような画像を載せたリンク先を掲載しており、案の定レスポンスは通常営業といった感じです。 今回は、「慰安婦はいた/いない」という話ではなく、こちらの話をサカナにして、ソースを確かめるときのネットリテラシーの大切さという記事を書きたいと思います*1。 記事の日付を確認しよう リンク先のソースを確認しよう くまなくリンク先を見よう 画像を疑おう コピペを疑おう コピペの変質を見極めよう 今日のまとめ *** 記事の日付を確認しよう 高須先生

    【追記】慰安婦が売春婦だったという証拠はどこのものか、ボット生きてんじゃねーよ - ネットロアをめぐる冒険
    IkaMaru
    IkaMaru 2019/07/16
    注釈や参考文献が載っていればササッと辿れるものが、出処不明だと検証にここまでの手間をかけさせてしまうのですよ。読んでも実験再現のできない科学論文のようなもの
  • フランスでは「親1」「親2」と呼ぶのか、そして途方に暮れる - ネットロアをめぐる冒険

    今日はフランスの両親の呼び方の話。 フランスで、同性婚家族の差別をなくすため、学校では "お父さん" や "お母さん" という呼称を廃止し、親1、親2(Parent 1, Parent 2)と呼ぶようにする法案が通過しますた#フランス #ジェンダー #lgbt #同性婚 https://t.co/Ih3zsk0ltw — 北欧の理想と現実 (@yasemete) February 16, 2019 既にツイートのレスには、「書類上の話では?」というツッコミが入っていますが、私も気になっていたので、少しこの話についてまとめてみました。 *** 書類の記入欄の話 多くの方が指摘されているように、これは実際の「呼称」ではなく、書類上での「父母」という記載をなくそう、という話です。 Cet amendement veut supprimer les mots "père et mère" des

    フランスでは「親1」「親2」と呼ぶのか、そして途方に暮れる - ネットロアをめぐる冒険
    IkaMaru
    IkaMaru 2019/02/19
    本邦の原状を見ると「いかに進んだレベルで話をしているか」と思い知らされる。進んだレベルにいようとそこにはそこの小競り合いがあるものだが、遥か後方にいる者にとって大事なのはまずそこに行き着くこと
  • それ本当?ホットドッグの語源について調べてみた!、あなたが落としたのは真実の斧ですか - ネットロアをめぐる冒険

    ホットドッグは、今では日でもメジャーなべ物になってますよね。でも、その言葉の由来について考えたことはありますか? 「熱い犬」、なんて変な表現ですよね。 その語源について、先日のNHK「チコちゃんに叱られる」で、放送されていました*1! その人気ぶりを表現するため、新聞にパンに挟まれたダックスフンドのイラストを載せた。添え書きにはダックスフンドと書く予定だったが、イラストを描いた漫画家がダックスフンドの綴りが分からなかったため、ホットドッグと書き浸透したと解説した。 NHK『チコちゃんに叱られる』のデーブ・スペクターが話題 「英語初めて聞いた」|ニフティニュース もともとはホットドッグは「ホット・ダックスフンド・ソーセージ」と呼ばれていたんですけど、漫画家が綴りを知らなかったために、「ホットドッグ」と書き、それが広まったんだとか。 というわけで、今日は、その語源マジで当なの?というとこ

    それ本当?ホットドッグの語源について調べてみた!、あなたが落としたのは真実の斧ですか - ネットロアをめぐる冒険
    IkaMaru
    IkaMaru 2019/02/11
    高圧的で偉そうなキャラクターがウケてしまった以上、穏当な番組にすることはもはやできなくなってしまった。自家中毒めいている
  • かちかち山は現代風にアレンジされているのか、ばばあ汁の味 - ネットロアをめぐる冒険

    私は「ネットロア」という語をかなり広義に捉えていて、噂や風説といったもの、そこまではっきりしなくても、「なんとなくぼやっと信じられてそうなこと」までも含んでおります。最近は世の流れで時事ネタを多めに取り扱いますが、私自身は「なんとなくぼやっと」のネタの方が、いつもワクワクしながら取り組めています。 というわけで、今回はその「ぼやっと」ネタの、「現代のむかしばなし、昔よりマイルドになってる説」です。 バアちゃん殺されないとか歴史修正主義者の暗躍がひどい pic.twitter.com/EfpqAPpY5Z — 新米先達mayan (@mayan1969) May 8, 2018 ずいぶん前のツイートですが、最近TLに回ってきたので、へえ、と思った内容です。最近の「かちかち山」は、おばあさんは殺されず、しかも改心したっぽいタヌキと和気あいあいと打ち上げパーティーのように終わるんだとか、そういう

    かちかち山は現代風にアレンジされているのか、ばばあ汁の味 - ネットロアをめぐる冒険
    IkaMaru
    IkaMaru 2018/08/16
    エログロをやたらと称揚して、道徳譚や社会派の物語を見下す人は珍しくない。それは子供の心を忘れないのではなく大人になれないだけ
  • ダンキンドーナツで警官は無料になるのか、タダほど高いものはない - ネットロアをめぐる冒険

    消防車がうどん屋にとまっていた話に関連して、ダンキンドーナツとアメリカの警察の話が話題になっていました。 ちなみにアメリカの「ダンキンドーナツ」というドーナツ屋チェーンでは、制服で来店した警察官はドーナツ無料という経営戦略を取っていて、それが店内及び周辺地域のの犯罪抑止に繋がっています。 そのお陰で画像検索するとドーナツをめっちゃ美味そうにべる警察官の画像がめっちゃ出てくる。 pic.twitter.com/QRShXHLAj3 — 鰐軍曹 (@WANIGUNNSOU) 2017年4月27日 アメリカの「ダンキンドーナツ」では、警察官には無料でドーナツを配っている、というお話。 とはいうものの、どうもその話は都市伝説ではないか、というツイートも見かけました。 「ダンキンで警官は無料」という話、以前も聞いたことあるのだがどうも都市伝説臭くて実在を疑っている。英語で検索すると確定的なソースが

    ダンキンドーナツで警官は無料になるのか、タダほど高いものはない - ネットロアをめぐる冒険
    IkaMaru
    IkaMaru 2017/05/05
    取調室のカツ丼くらいステレオタイプになっていれば「アレは実はウソなんだ」という知識も広まりやすいけど、警官とドーナツは日本じゃ一部のオタクの間ぐらいでしかステレオタイプ化してないので否定が広めにくい
  • 【訂正その2】ナイチンゲールは薬箱を叩き割ったか、アネクドートの被害者 - ネットロアをめぐる冒険

    【1/10追記その2】 全く今回の記事は、私の調査不足によるところであり、猛省しております。記事を読みご不快になられた方もおられると思いますので、この場で改めてお詫び申し上げます。 皆様からの情報と、改めて調べたことを付け足して、この記事の追記をいったん終わりたいかと思います。 結論としては、「薬箱の破壊」に関する逸話は、真偽はともかく、100年以上前から既に存在していた、ということです。 元ツイートの方が資料として挙げられました、Ladybird社のナイチンゲールの伝記は、確かに当時日で流布した伝記もののひとつです。日での販売元のいずみ書房はふとっぱらなことに、その日語訳をオンライン上で公開しておりますので、該当箇所を見つけることができました。長いですが引用します。 数百人の負傷兵で病院がいっぱいになると、包帯やすべての医療品が大量に必要になりました。それらの品はいつも不足していま

    【訂正その2】ナイチンゲールは薬箱を叩き割ったか、アネクドートの被害者 - ネットロアをめぐる冒険
    IkaMaru
    IkaMaru 2017/01/10
    結局みんな「自分たちだけが知る真実」に弱い。ナイチンゲールと統計の話を、その偉業を称えるのではなく博愛の人であることを否定するのに使っていたような輩なら尚更
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