3日午前、山梨県と和歌山県でそれぞれ震度5弱の強い揺れを観測する地震がおよそ3時間の間隔で起きました。 これについて専門家は、地震の規模などから先に山梨県で起きた地震の揺れが紀伊水道の地震を誘発した可能性は低く「こうした規模の地震が続くことはありうる」と指摘しています。 3日は、午前6時37分ごろに山梨県東部・富士五湖で地震が起き、そのおよそ3時間後の午前9時28分ごろには紀伊水道でも地震が発生し、ともに最大震度は5弱でした。 2つの地震の関連について地震学が専門の京都大学防災研究所の宮澤理稔准教授は、規模の大きな地震の揺れが別の地震を誘発することはあるものの、今回、その可能性は低いとしています。 東日本大震災を引き起こしたマグニチュード9の巨大地震について宮澤准教授が分析したところ、揺れが広がっていくのに伴い、全国で地震が誘発されたことが分かっているほか、2016年の熊本地震でもマグニチ