私が学生の頃の研究室では、基本的に研究テーマは自分で見つけるものであって与えられるものではありませんでした。しかし地方大に就職後、自分の経験した例が珍しいものであることが分かったので、この点について私の考えを書いていきたいと思います。 生命科学の研究テーマ選びの特徴 生物学の研究室では、何らかの研究テーマ(の示唆)が学生に与えられたり・与えられなかったり、色々な場合があると思いますが、生物系では一般に意味のある業績として認められるレベルが高いため、学生自身でテーマを見つける難易度は他分野よりも高いと思います。 研究テーマの見つけやすさは分野と教授の求めるレベルにほぼ依存しています。私が大学院生だったときのラボでは、論文のインパクトファクター 5~10くらいを最低限求める程度だったのでトップクラスではないのですが、それでも大学院入りたての修士にこのレベルのテーマ発見を求めるのは厳しかったです