新型コロナウイルスによる声出し応援の規制が解除され、熱気が戻ってきたプロ野球。にぎわいをみせるグラウンドの裏で、ネット交流サービス(SNS)などでの選手らへの誹謗(ひぼう)中傷が相変わらず横行し、社会問題になっている。SNSの発展で選手とファンとの距離が近づく中、求められるものとは。 開幕直後の4月3日。DeNAのエドウィン・エスコバー選手が自身のインスタグラムに送りつけられた誹謗中傷のダイレクトメッセージを公開した。 「お前の家族全員が交通事故で死ぬだろう」。家族を標的にした脅しのような言葉や、人種差別の言葉が並び、エスコバー選手は「このようなメッセージは私を大いに悩ませ、家族のことになるととても怒りを感じる」と訴えた。球団も「侮辱や脅迫などの違法な投稿に対して法的措置をとる場合がある」と声明文を出した。
ジャニーズ事務所創業者、ジャニー喜多川氏による所属タレントへの性加害疑惑が国内外で報じられ、注目されるジャニーズ事務所の対応。企業ガバナンスに詳しい青山学院大の八田進二名誉教授は「アリバイづくりでしかなく、隠蔽(いんぺい)体質は変わっていません」と厳しく指摘する。そのわけは――。【大野友嘉子】 疑惑は20年以上前から 2019年に87歳で亡くなったジャニー喜多川氏。性加害疑惑を巡る報道は、事務所社長として芸能界に君臨していた20年以上も前からあった。1999年10月から14週連続で連載した週刊文春の報道だ。 これに対し、喜多川氏と事務所は記事で名誉を傷つけられたなどとして、発行元の文芸春秋などに計1億700万円の賠償と謝罪広告を求めて東京地裁に提訴。1審は文春側が敗訴した。 しかし、03年7月の2審・東京高裁判決は「逆らえばデビューできなくなる拒絶不能な状態に乗じ、喜多川氏がセクハラしてい
「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の信者であることを公言して、4月の徳島市議選で7選した美馬秀夫市議(73)が、再び市議会の自民党会派「自民党市議団」で活動を始めた。昨年7月の安倍晋三元首相の銃撃事件を受けて自民党本部は教団との「決別」を宣言したが、自民党徳島県連は「コメントする立場にない」と静観の構えだ。 美馬市議は2015年以降、自民党公認で当選を重ね、改選前も自民党市議団に所属していた。旧統一教会問題がクローズアップされて初めての大型選挙となった統一地方選(徳島市議選)では、公認申請を出さずに無所属で立候補し、前回より約200票減らして当選した。 市議会では改選ごとに新たに会派を届ける仕組みで、9日付で議会事務局が公表した会派名簿で、美馬市議が再び自民党市議団に所属し、副会長に就くことが明らかになった。会長の須見矩明(のりあき)市議は取材に「自民党員でも他の会派に入る人もいる。(
ベビーボックスの内部を視察する熊本市の慈恵病院の蓮田健院長=北海道当別町で2023年1月30日午後4時17分、栗栖由喜撮影 札幌市に隣接する北海道当別町(とうべつちょう)にある国内2例目の「ベビーボックス」(赤ちゃんポスト)が、10日で開設から1年を迎えた。これまでにベビーボックスの利用はないが、0歳児を2人預かった。国内で初めて赤ちゃんポストを設置した熊本市の慈恵病院の蓮田健院長(56)も視察し、協力を申し出た。運営する坂本志麻さん(48)は活動を続ける理由を「悲しい思いをする子供たちがいる現実を傍観することはできないから」と語る。 坂本さんは2022年5月10日、ベビーボックスの運用を始めた。自宅玄関を入って横の収納スペース(縦約230センチ、横約80センチ、奥行き約110センチ)を改造して利用。乳幼児用の布団が敷かれ、子供が置かれると赤外線センサーと動作感知カメラが反応し、自宅内に音
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く