Column - ユーザー定義のデータ型変換 - 複数のデータ型の間ではデータ型の変換が行われる。例えば、整数を実数型の変数に代入することができるが、これは整数から実数へのデータ型変換の機能が動作することで実現するものである。整数と実数の間の変換なら、期待される動作の種類も少なく、あらためて自分で変換を定義したいと思うことは少ないかもしれない。だが、自作のクラスから別のクラスへの変換機能を使用する必要に迫られることがあるかもしれない。その場合、C#のユーザー定義のデータ型変換機能を使うとすっきりと扱うことができる。以下はそれを用いた例である。 1: using System; 2: 3: namespace Sample014 4: { 5: class MilliMeter 6: { 7: public int length = 0; 8: public Mill