理系と文系を行ったり来たりの学生時代 西山莉紗さん とにかく本が好きだった彼女が特に好んで読んでいたのが、学研の『ひみつシリーズ』のような本だった。どちらかと言えば理科系。 「天文や星座のひみつ、病気のひみつなどは、小学生の頃に何度も繰り返し読んでいました。星座の話では1光年とかスケールの大きさにワクワクしました。病気のひみつではどうなると風邪になるのか、因果関係の部分に興味を持ちました」 中学では図書委員になった。小説なども読むようになり、文学少女的要素も出てきた。とはいえ理系女子の興味関心も引き続き保っていた。中学3年で化学を選択、それまでの理科の授業では実験をやる際には5人くらいのグループ単位。それだと自分の思うようにはなかなかできなかった。選択授業であれば、1人か2人で実験を独占できる。さらに担当した先生が実験の考察部分を徹底指導してくれた。なので、失敗したりうまくいかなかったりし