小生、囲碁は少々打てる。将棋は駒の動かし方が分かる程度であるが、将棋のタイトル戦などは、興味を持っていた。特に、対局者の羽織袴姿は、独特の緊張感が漂い、粋な計らいだ。最近、好青年のハンサムな棋士が多い中、26歳の渡辺明竜王の顔は、救うべくもないが、対局中の羽織袴姿は、古武士のような風格を感じる。 2010年12月15日 (水)将棋界の最高位を争う第23期竜王戦、渡辺明竜王(26)が3勝、羽生善治(40)が2勝で迎えた第6局。146手の大熱戦の末、渡辺明竜王が勝利した。竜王連覇記録を7に伸ばし、渡辺の真骨頂を見たような気がした。 七つのタイトルのうち、六つの永世称号を持つ羽生は、2期前に続き永世竜王の獲得で史上初の「永世七冠」を狙ったが、またも渡辺に阻まれた。 この竜王の称号、どのくらいの値打ちがあるか・・・。 歴史が長い「名人」のほうが上位、という感じはする。が、竜王は名人とともに将棋界序