2回戦最終局は実力者の居飛車党同士の対戦となった。 2人は共に羽生名人主催の研究会に属しており、いわば「研究仲間」。お互いの手の内を知り尽くしている同士の対戦といえる。対戦成績は5-5と互角。 木村一基八段の先手で後手松尾の横歩取り8五飛となった。先手は「ベーシックな」3八金型の中住まい。後手は△2五歩と打って飛車を下段に引かせてから△7五歩と仕掛けた。竜王戦第3局と同じ展開だ。もっとも本局の収録は竜王戦よりも前に行われたようだが。 △2六歩(タダの歩だが取りにくい)を入れてから王手飛車ラインを避けるために△3一玉と寄る。手順は異なるが45手目▲4七銀の局面は竜王戦第3局と同一局面。後手は王手飛車を避けたが壁形、一方で先手のほうも4七に銀が上がったことで横から攻められたときに4七玉と逃げられなくなっている。互いに壁形なので均衡がとれているということなのだろうか。 そこから本譜は竜王戦と異な
木村一基八段vs松尾 歩七段 NHK杯 2回戦 解説 郷田真隆 さーて、今週の矢内は・・・と思っていたら、高校生みたいな矢内がキター どうみても、学制服を着た高校生! オシャレ気がなさすぎ! 矢内のファッションセンス、どうなってんの?(^^; でも、逆に考えれば、30才なのに、高校生に見える矢内、まだ若いね まだまだいけるよー いいよいいよー A級の木村と、B1でAへの昇級を狙う位置につける松尾の対局か 好カードだ 竜王戦は、木村が2組で松尾が1組なんだね ちなみに2人の対局成績は5-5の互角か 解説は郷田、これは頼もしい 郷田「木村は『千駄ヶ谷の受け師』の異名を持つ、独特の強靭な受け将棋 松尾は軽快な攻め将棋、対照的な2人」 事前のインタビュー 木村「松尾とは研究会をいっしょにやっていて親しい 松尾は研究熱心で、つけいるスキがなくて、正直困ってます(笑) 松尾は横歩取りが得意なんで、
野月浩貴七段vs深浦康市九段 NHK杯 2回戦 解説 松尾歩 矢内、先週とほぼ同じ髪型か あいかわらずかわいいね 解説の松尾「野月はシャープな切れ味のある攻め将棋 深浦は手厚いバランス型」 事前のインタビュー 野月「深浦は頑固でしぶとくてあきらめの悪い将棋 今日は楽しく指せたらいい」 深浦「野月は非常に攻めが強く終盤力に定評がある 野月の攻めに対して、短い考慮時間の中できっちり対応できたらいい」 先手野月で、深浦の一手損角換わり 相腰掛け銀だ 松尾「一手損角換わりの、一番おだやかなよくある、ありがちな将棋になりましたね」 雑談で、矢内「深浦は去年600勝を達成して、そのときの勝率が0.681 ちなみに松尾七段は今305勝」 松尾「自分の成績は見る気がしないです(笑)」 と言っていたが、今、連盟のHPで調べると、松尾も473戦 310勝 163敗 0.655で、かなり高いね 参考までに、
バリバリの攻め将棋の野月浩貴七段と、手厚い受けに定評がある深浦康市九段(未だについ"王位"と呼んでしまう)の対戦。 後手一手損角換わりから、相腰掛銀の将棋となった。一手損の腰掛銀は△8四歩型が△8五桂跳ねの余地があるぶん、通常の角換わりよりも後手が有利と言われていた。そのため先手は後手の手損を咎めるべく早繰り銀や棒銀で先攻する将棋を選択することが多かった。しかし後手にも有力な対抗策が発見され、早繰り銀や棒銀での先攻に行き詰まり感のある現状、腰掛銀もまたボチボチと指されるようになっている。この辺りの話は NHK 将棋講座 2010年 11月号 [雑誌] の村山糸谷戦の観戦記に詳しいのでそちらをご覧ください。 さて、本局。先手は▲4五歩から普通の腰掛銀のように先攻するのもあったが、▲4八飛と回ってから▲2六角と打つ形を選択。対して後手が3三に銀を上がるのではなく金を寄ったのが趣向。珍しいが、部
一回戦で、好調の戸辺六段に逆転勝ちを収めた西川和宏四段が久保利明棋王・王将に挑戦した10日のNHK杯将棋トーナメント。 振り飛車党同士、相振りも考えられたが先手番となった久保二冠が3手目に▲2六歩と突いて居飛車を明示、対して西川四段は角道を止める中飛車、いわゆる「矢倉流」と呼ばれる形を選んだ。久保二冠はイビ穴。通常の中飛車は急戦には強いが穴熊には弱い。矢倉流はより積極的な指し方だ。 飛車が向かい合う形となって▲1六歩と端歩をついて▲1七桂と跳ねた手が上手そうにみえた。△1五角を防ぎ、後手の仕掛けに一手早く対応できる。しかし△2四角と出て飛車の素抜きを狙ったのが好着想で、逆に端桂の頭を攻められてしまった。49手目▲8六歩は辛抱。桂馬を取られると△8五桂からの端攻めが厳しいのでそれを防いだだけの手で、ここははっきり後手良しだろう。 その後も先手が苦しい局面が続く。61手目の▲8七銀から始まり、
明日、関西会館に行く予定なので、今日NHK杯の感想を書いてます ネタバレしてます 久保利明二冠vs西川和宏四段 NHK杯 2回戦 解説 阿部 隆 ブログを、ひさしぶりに書く気がする(^^; 今週の矢内は、エリの大きな白いジャケット、髪型は後ろでまとめてふつう こういうシンプルなファッションに意識してしている感じだ 解説の阿部「久保はここ2~3年、本当に充実していて、一番勝っている棋士 西川は今の将棋界ではめずらしく晩学、まじめな好青年」 順位戦データベースで調べたら、西川は16才のときに奨励会入りしている たしかに遅いね 事前のインタビュー 久保「最近の若手の印象は、近い将来、手ごわい存在になると思う 今日は持ち味を全開で出していければいいと思う」 西川「今日は早指しなので、20秒の練習将棋をたくさん指してきました 1回戦の戸辺戦に続き、今回も相振りになると思う じっくり駒組みして自分
本日のNHK杯。 先手・久保二冠は居飛車に構えて 対抗形となりました。 久保二冠は穴熊基調となっていますが 間合いをはかり合う、面白い展開。。 西川四段の仕掛けが見ものでしたが 結局、穏やかに進行し 久保二冠は7七に角を取り込む穴熊を完成。 解説はAKB48のプロデューサーとして 再び時代を掴んだ秋元康氏 に、やけに風貌の似ている 阿部八段。 饒舌。実に耳心地がよいですね。
第60回NHK杯将棋トーナメント 日曜日 午前中のお楽しみである、NHK「将棋の時間」。 「将棋講座」は先週より 高橋道雄九段と山口恵梨子女流初段による「駒落ち 」の 講座が始まりました。 トーナメント の方も2回戦が大詰めをむかえ ベスト16へと続々と名乗りがあがる中で、大物棋士の登場が続きます。 明日はまず、久保二冠が登場。 <第60回NHK杯将棋トーナメント/2回戦> 久保利明二冠-西川和宏四段 年明け早々から、2つのタイトル戦を掛け持ちで戦い 羽生善治名人から王将を奪取 (4勝2敗) 佐藤康光九段を相手に棋王防衛 (3勝2敗)と 獅子奮迅の大活躍をみせ、将棋界年度末の主役となった久保二冠。 しかし、年度もかわり一区切りとなり さすがに蓄積されたであろう疲れも出たのか、今期はここまで 19戦11勝8敗(.579)。タイトル戦登場はなしとなっています。 それでも大和証券杯ネット最強戦
記事が長くなったので、「その2」になってます(^^; (29手目、▲7五飛の局面で) 米長「もうどちらかが優勢になってます、優勢になったほうが8割方勝つ、 この対局者の2人はそのくらいの実力です」 矢内「だから序盤が大切なんですね」 この▲7五飛の中段飛車、自分には全く指せないわ、と思って見ていた 飛車が死にそうだもんね ・・・と、のんきに思っていたら、康光、飛車をぶっつけ! 米長は交換を拒否するだろう、と予想していたが、なんと、屋敷が飛車交換に応じて取った!! うおー もうこれで終盤戦に突入だ 激しくなった~! 屋敷が事前に予想したとおりだ 米長「あ~! またこうなった!(予想がはずれた) もうわからないんですよ プロの先生の将棋はわからない」 米長「先手と後手では、角の働きに差がある ここで康光に何かないと・・・」 うん、康光、どうするんだ、これは? 何かあるのか? 自ら飛車をぶつけて
佐藤康光九段vs屋敷伸之九段 NHK杯 2回戦 解説 米長邦雄 解説に米長会長がきたー 白髪になっているが、肌にツヤがあるね 会長67歳、まだまだ元気そうだ 矢内は相変わらずのツヤッツヤの黒髪だ 今回は散々、米長さんに笑わされることになる(^^; 自分は普段、メモを取りながら見ているんだけど、いつもは3枚くらいで収まるメモ用紙が、 今回は書くことがいっぱいで、6枚にもなった 米長さん、ひさしぶりの解説とあって、張り切ってたね(笑) 米長「康光は、四段の頃から私より強かった イベントの出演等を頼んだら、ハイッと返事がくる 彼のことを悪くいう人はいないんじゃないかな」 (ギズモ注:しかし、3年前のボナンザvs渡辺の戦いのとき、 米長が、渡辺の前に、康光にボナンザとの対戦を依頼したら、康光は断ったのだった これは米長がTVで言っていたので間違いないです) 米長「屋敷の特徴は声、ずーっと遠く
近藤正和六段vs勝又清和六段 NHK杯 2回戦 解説 飯塚祐紀(ひろき) 矢内、今週は髪の毛をすっきりと後ろにまとめている 編み込みをしてポニーテールか ここのところ、髪型に凝っているね 解説の飯塚「近藤はゴキゲン中飛車の使い手、ゴキゲンは現代の主流戦法の一つ 勝又は居飛車党で攻め6分で受け4分、中盤、金銀を盛り上げていく お互いに穴熊を使わない棋士 対戦成績も3-3、2人ともC級1組、竜王戦も4組でライバル」 そういえば、名前も「まさかず」と「きよかず」で似ているね 事前のインタビュー 近藤「1回戦は及川との対戦だったが、私の好きな展開で、最後は逃げ切れた 勝又とは奨励会が同期で何度も対戦経験がある 今日もゴキゲン中飛車で行く 乱戦に持ち込んで逃げ切りたい NHK杯は2回戦止まりなので初の3回戦進出をしたい」 勝又「1回戦の西尾戦はミスの多い将棋で、勝てたのは幸運だった 近藤とは奨
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村山慈明五段vs糸谷哲郎五段 NHK杯 2回戦 解説 飯島栄治 さて、今回も矢内登場 見た瞬間、げっ、朝ドラ(NHKの朝の連続ドラマ)の「ゲゲゲの女房」の 主人公にそっくりな髪型! と思ってしまった 今週も全体を通して、矢内の笑顔はひときわ素敵だった マジで、NHKの朝ドラの主役に抜擢されてもおかしくないくらいの華がある、と思った 一方、解説の飯島は、とっつあん坊やみたいな感じ 顔は童顔なんだけど、「わたくし」を連発し、 幼いのか年を取ってるのかよくわかんない 調べたら、飯島は31歳か 今後もずっと、若いのかどうなのか、よくわかんない人なんだろう (でも、たしか、結婚してお子さんもいるんですよね) 飯島「村山は序盤の研究家で知られているが、それだけでなく全体を通してバランスがいい棋士 糸谷は独特の力戦を得意とし、受け、粘りにも定評がある そして早指しが得意」 事前のインタビュー 村山
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連盟や週刊将棋の記録ページは、対局日基準で更新されています。 すなわち未放送のテレビ棋戦の結果も反映されています。 正直これには ほ ん と 頭が痛い。 こっちが調べようと思っていなくても、例えば連勝記録が途切れただけでも、わかってしまうんですよね。 「連盟のページとたこやき本舗の数字が合わないんですが?」 「○月○日に収録があったようですね!」 という素朴な疑問や無邪気なさえずりが寄せられるたび、なんとかしてもらえないものかなあと思います。 NHK杯優勝した年は、ずいぶん前から決勝の結果が分かってしまっていました。 そのときは「安心して見られるからいいや」と思っていたのですが、今日の村山五段VS糸谷五段の将棋を観て、 「やっぱり結果を知らないで見た方が絶対楽しい!」 そう、思いました。 棋士の方とお話しをしているときにポロっと口を滑らされて…というのはご愛嬌と思っているのですが、「事実上
谷川浩司九段vs豊島将之五段 NHK杯 2回戦 解説 桐山清澄 まずは矢内のファッションチェックだ おおー、今日はクリーム色系のスーツか 学校の先生みたいだ 矢内センセー、よろしくお願いしまーす 髪型はポニーテール・・・ うう・・・ かわいい(^^; さて、今週は期待の若手の呼び声が高い、豊島の登場だ 何しろ、ニックネームは谷川二世だ 対するは、本家谷川! この一戦、超注目のカードだ 豊島20才、谷川48才、どんな一局になるのか 解説は桐山か 豊島は桐山の弟子だったのか へえー 事前のインタビュー タニー「最近の若手は研究熱心で、色んな戦法を指しこなして器用、 私もベテランになってしまったが、気持ちは若く勢いのある将棋を指したい」 豊島「ギリギリの終盤になると思ったので、詰将棋を解いてきた お互い終盤が得意なので、終盤の寄せ合いに注目してほしい」 先手谷川で、横歩取り△8五飛になった
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森内俊之九段vs鈴木大介八段 NHK杯 2回戦 解説 島 朗 矢内、今回は黒でバッチリ、キメてきたね~ 黒の凝ったオシャレなワンピースに、腰のスカーフみたいのが似合ってる! 髪もとても綺麗で、ラックスのヘアケアのスーパーリッチシャインのCMに出れそうだ 解説の島さんは、いつもどおりの髪型で、アデランスのCMに(以下略) 島「森内は横綱相撲という表現がふさわしい、スキのない安定感は棋界随一 大介はきっぷのいい将棋、早指しも若手の頃から得意、穴熊攻略をさせたら第一人者 破壊力のある大介の攻めvs森内の堅牢(けんろう)な受けという戦いになりそう」 事前のインタビュー 森内「最近の調子は、星は勝ったり負けたりだが、上向き 大介は振り飛車でくると思うんで、手厚い将棋を指したい」 大介「一回戦は(5月16日放送の大石戦)全体的にはうまく指せたが、 終盤に間違いが多かったのでその辺を気をつけたい
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