運動場に無断で植えられたミカンの苗木=日向市幸脇の幸脇小学校 宮崎県日向市の市立幸脇小学校(島田尚人校長、22人)の運動場に、学校敷地内の土地の所有権を主張する近くの男性が無断でミカンの苗木約130本を植えていたことがわかった。運動場の約半分を「占拠」しており、学校側は「早く原状復帰してほしい」と求めている。 市教委や学校によると、20日午前10時ごろ、教頭が登校した際に男性ら計4人が運動場に重機で穴を掘り、苗を植えていた。注意したが作業を続けたため、市教委と県警に連絡。男性らは警察官の説得も聞かず、作業を続行したという。21、22日も説得に耳を貸さず、手で植えたという。 市教委によると、男性は20年ほど前から父親名義の土地が運動場内に存在すると主張し、「くいを打つ」などと言って市や市教委に買い取りを求めていたという。 市は「男性の父親から土地を買収したという記録が残っている」と説