“組み込みUNIX”を目指した「ChorusOS」は企業買収の波に飲まれて消えた:リアルタイムOS列伝(39)(1/3 ページ) IoT(モノのインターネット)市場が拡大する中で、エッジ側の機器制御で重要な役割を果たすことが期待されているリアルタイムOS(RTOS)について解説する本連載。第39回は、“組み込みUNIX”を目指したものの企業買収の波に消えた「ChorusOS」を取り上げる。 「ChorusOS」は、企業買収の中でいつの間にか消えてしまったリアルタイムOS(RTOS)である。一応分類的にはRTOS、というか実際リアルタイム制御を目指して開発されたOSだから間違いなくRTOSではあるのだが、そのターゲットはMCUというよりもMPUである。ぶっちゃければ“組み込みUNIX”とでもいうべきか。 ⇒連載記事「リアルタイムOS列伝」バックナンバー OSIの参照モデルを考案したZimme