ハイブリッド基盤実装 国産第2号の量子マシンの実機が完成―。富士通と理化学研究所は、理研が3月に公開した国産初号機となる64量子ビット超伝導量子コンピューターの開発ノウハウを土台に、新たな64量子ビットの量子コンピューターを開発したと5日発表し、実機を披露した。既存の古典計算機上で動作する40量子ビットの量子シミュレーターと、量子コンピューターをシームレスに連携するハイブリッド基盤を実装した。今後は産業界を中心に用途開発の共同研究を進める。(編集委員・斉藤実) 今回は国産機としては2番目だが、「理研RQC―富士通連携センター」をベースに、民間主導で開発した初の国産機となる。理研の中村泰信量子コンピュータ研究センター長は「1号機と2号機はハードウエア・ソフトウエア開発で両輪となる」とそれぞれの役割を示唆。また、公募していた1号機の愛称が「叡(えい、英語表記はA)」に決まったことも明らかにした
「Android」搭載のセットトップボックス「T95」(および類似品)に、マルウェアが最初からインストールされていると指摘されている。Human Securityはこれを利用した攻撃手法「BADBOX」について、詳しいレポートを公開した。 同社によると、世界各国で7万4000台以上のAndroidデバイスに、BADBOXによる感染の兆候が見られるという。BADBOXは単なる平均的なマルウェアではなく、いささか複雑で、相互に関連した一連の詐欺が確認されている。 BADBOXは、通常のハードウェアサプライチェーンを通じて販売された、ファームウェアのバックドアがインストールされた製品のネットワークだという。それらの製品は家庭やオフィスに持ち込まれ、起動してネットワークに接続されると、すぐコマンド&コントロール(C&C)サーバーに接続し、攻撃者から指示を受ける。 BADBOXは、広告詐欺や住宅用プ
3連休明けとなった10日の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比751円高の3万1746円と大幅反発。目の覚めるような反騰劇で、日経平均は一時820円あまりの上昇、引け際に若干伸び悩んだとはいえ終値ベースでも今年最大の上げ幅を記録した。前週末6日に発表された9月の米雇用統計は、2日前の4日に発表されたADP全米雇用リポートとは真逆の結果だった。非農業部門の雇用者数が前月比33万6000人と事前コンセンサスだった17万人の2倍近くに達する大幅な伸びで、一瞬衝撃が走った。しかも7、8月分も上方修正されるというオマケつきで、FRBによるタカ派傾斜を助長する要素は十分。更に、9日にはパレスチナ自治区ガザを支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの大規模衝突で地政学リスクが急浮上、元来であれば日米株式市場ともに大荒れの地合いを覚悟しなければならない場面だ。ところが、米国株市場は予想外の強さを発揮する
DHH氏によるコンテナデプロイ自動化ツール「Kamal 1.0」正式リリース。ベアメタルや仮想マシンに自動デプロイ、ゼロダウンタイムのアプリ更新も可能 Ruby on Railsの作者として知られるDavid Heinemeier Hasson(DHH)氏は、Dockerコンテナに対応したアプリケーションのデプロイ自動化ツール「Kamal 1.0」をリリースしました。 Kamalはアプリケーション(群)の構成とデプロイ先のサーバ(群)のIPアドレスなどの基本的な情報を設定すると、あとは仮想マシンやベアメタルサーバ、クラウドのサーバインスタンスなどにDocker環境の構築からアプリのデプロイ、トラフィックの切り替えまでを自動的に行ってくれる、デプロイ自動化ツールです。 Kamal 1.0 has shipped. Deploy your web apps anywhere from bare
TRONリアルタイムOSファミリーがIEEEマイルストーンとして認定 坂村健本学名誉教授・プロジェクトリーダのもと東京大学のプロジェクトチームの研究開発成果が認定 坂村健本学名誉教授・プロジェクトリーダのもと東京大学のプロジェクトチームが研究開発した「TRONリアルタイムOSファミリー」がIEEEにより(Institute of Electrical and Electronics Engineers:米国電気電子学会)IEEEマイルストーンとして認定を受けました。 IEEEマイルストーンは、IEEEの広範な活動分野である電気・電子の分野において達成された画期的なイノベーションの中で、開発から少なくとも 25年以上経過した、社会や産業の発展に多大な貢献をした歴史的業績を認定する制度です。 今回受賞したマイルストーンの正式名称は“TRON Real-time Operating System
私たちの宇宙は膨張していることが観測されていますが、その膨張速度を表す「ハッブル定数」は、観測方法によってその値が異なるという大きな問題を抱えています。この問題は「ハッブル緊張(Hubble tension)」と呼ばれ、現代宇宙論における大きな謎の1つとなっています。 アリゾナ大学が設置したスチュワード天文台に所属するBrenda L. Frye氏などの研究チームは、「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」で撮影された画像の中に観測史上2番目に遠い「Ia型超新星」が写っているのを発見し、その性質をもとにハッブル定数を精密に測定できるのではないかとする研究結果を発表しました。ハッブル定数の謎解きにつながるという “希望” を込めて、Frye氏らはこのようなIa型超新星を「H0pe型超新星」と名付けています。 【▲図1: 紫色の四角内にある明るい点が、今回発見されたIa型超新星「SN H0pe」です
Microsoftが2021年に発表したコード補完AIツール「GitHub Copilot」は、2022年に月額10ドル(約1500円)または年額100ドル(約1万5000円)で利用可能な有料サービスとして提供が開始されました。ところが、経済紙のウォール・ストリート・ジャーナルが発表したレポートによると、MicrosoftはGitHub Copilotのユーザー1人あたり月額20ドル(約3000円)近くの損失を出しているとのことです。 Big Tech Struggles to Turn AI Hype Into Profits - WSJ https://www.wsj.com/tech/ai/ais-costly-buildup-could-make-early-products-a-hard-sell-bdd29b9f Report: GitHub Copilot Loses an
2022年にインターネット技術の標準を策定する団体のIETFがHTTPの新しいバージョンとして「HTTP/3」を標準化して以降、HTTP/3の利用はウェブの世界で急速に普及していきました。HTTP/3にどのような利点があり、なぜ急速に普及したのかについてウェブに関するエキスパートエンジニアのロビン・マークスさんがAPNICのブログに投稿しています。 Why HTTP/3 is eating the world | APNIC Blog https://blog.apnic.net/2023/09/25/why-http-3-is-eating-the-world/ GoogleやMetaなどの大企業がHTTP/3を採用しているため、GIGAZINEやAPNICのブログ記事の読み込みも含めて多くの通信でHTTP/3が利用されています。通信に利用されているHTTPのバージョンごとの推移を調査し
sponsored イラスト感覚で光が“描ける” パナソニックのマイクロLEDを活用した次世代照明がすごい sponsored Core i7-14700KF搭載「LEVEL-R779-LC147KF-TTX」をチェック 性能・コスパで考える、超快適ゲーミングに最適なRTX 4070 SUPERのBTOゲーミングPCがコチラ! sponsored 大きくて組みやすい、自作erのかゆいところに手が届く細かな配慮にも注目 PC自作慣れしてなくても組みやすいピラーレスケース「CORSAIR 6500X」、iCUE LINKでより簡単に! sponsored JN-PCY238FHDR180-Hシリーズをレビュー 色鮮やかな180Hz駆動ディスプレーが約2万円台!ゲーム環境にパステルカラーはいかが? sponsored アプリの乱立、情報システム部の負荷増、セキュリティインシデントを防ぐ kint
Microsoft 365の多要素認証を回避し、ビジネスアカウントを侵害する自動ツールがダークWebで大量に販売されていた。どうやって防げばよいのだろうか。 ビジネスに使われるメールを侵害する「フィッシングキット」による被害が広がっている。過去10カ月の間に企業向け「Microsoft 365」のアカウントが少なくとも8000件侵害された(注1)。 2023年9月6日にこの状況を発表したのは、シンガポールを拠点とするサイバーセキュリティ企業Group-IBだ。 M365の多要素認証を回避する攻撃キットが闇市で売れている Group-IBの研究者によると、Microsoft 365のビジネスアカウントへの攻撃を目的とした複数のフィッシングツールとカスタムフィッシングキットが「闇市」で販売されているという。 場所は会員紹介制のダークWebマーケットプレース「W3LL Store」だ。ここには5
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く