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ブックマーク / d1953coldsummer.blog64.fc2.com (7)

  • 『デビル』 エレベータで乗り合わせたのは、悪魔――。 - 1953ColdSummer

    デビル  DEVIL 2011/アメリカ G 監督:ジョン・エリック・ドゥードル 製作・原案:M・ナイト・シャマラン  エレベータ、というか、狭い所、が、大嫌いである。  かかる場所に長居すると、苛々して視界がピンク色に染まってくるわ無闇矢鱈に金属バットを振り回したくなるわ「ばぶー!」と絶叫して周囲の人間の頭を平手でペチペチ叩きたくなるわで、精神衛生上まことに宜しくなく、またこうした症状も進行してくると閉所恐怖症などと相成って、狭い所に入れぬ理由を縷々述べねばならぬことになり、かかんでもいい恥をかき、または、ボタンひとつでエレベータを使い上階に行けるのにわざわざ階段を登らねばならなく、そもそも階段が設置されておらぬ建造物に入った場合、これどうしても上階に行けぬこととなって、大切な商談がお釈迦になる、100万ドルの夜景を楽しめなくなる、飛び降り自殺ができなくなる、と、人生の選択肢を大いに刈り

    Itisango
    Itisango 2011/12/06
    あれは誰だ誰だ誰だ?
  • わたしは断固として「チンチン」と呼ぼう 『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』 - 1953ColdSummer

    タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 THE ADVENTURES OF TINTIN: THE SECRET OF THE UNICORN 2011/アメリカ G 監督:スティーヴン・スピルバーグ 製作:ピーター・ジャクソン他 脚:エドガー・ライト他 原作:エルジェ 『チンチンの冒険』を観てきたのである。  何に、或いは誰に配慮しているのかは知らないが、原題『TINTIN』を無理やり『タンタン』などと呼ばせるようなことは、チンチン君ならび原作者のエルジェ氏に対してこれ失礼極まりなく、また、スピルバーグのチンチン愛にハチミツをぶちまけるが如き思想の顕現であるとわたしは考えるので、以後、弊ブログでは『チンチン』で呼称を統一しようと思う次第。  チンチンの冒険。ユニコーン号の秘密。こうしたネーミングが持つ、一種の魔力のようなものを感じたことがあるだろうか。  過日、わたしは家の押入れの整理をし

    Itisango
    Itisango 2011/12/03
  • ミクロコスモスの不思議な終焉。『DOGTOOTH』 - 1953ColdSummer

    DOGTOOTH (日公開未定) Κυνόδοντας(Kynodontas) 2009/ギリシャ R18+ 監督:ヨルゴス・ランティモス  産まれたときから家の敷地外に1歩も出ることなく、そのまま家の外を知らずに育った、1人の息子と2人の姉妹。  輸入盤で鑑賞。  親子5人で暮らしているギリシャ郊外の邸宅。そこにはハイティーンであろう少年少女3人が、無邪気に駆けり、プールで泳ぎ、飛行機の玩具を取り合い、年齢にしては幼稚過ぎる遊戯に耽っていた。彼らは学校に行くでもなく、友達を呼ぶでもなく、永遠に続くかと思われる「家の中での時間」に身を委ねていた。  家から外出できるのは父親だけ。父親だけが仕事に行き、買い出しをし、「外」を連想させる品物のラベルを剥いでいる。父親と母親は子供たち3人を産まれてから1回も家の敷地外に出したことは無い。そして、自分たちでカセットテープに「外」に関係ある言葉を吹

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    Itisango 2011/07/10
  • 『サマーウォーズ』を称揚しているバカは『恋空』の悪口も言うんじゃねえぞ! Kill The Anime Otaku!!!!! 1953ColdSummer

    まず『サマーウォーズ』というアニメ映画に関しては、こういった正当な感想がネット上に多々アップされているということを前提に話を進める。  アナーキーな自警団「サマーウォーズ」 - 深町秋生のベテラン日記  (*´Д`)=з「サマーウォーズ」 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール  メシウマの無い物語『サマーウォーズ』 - くりごはんが嫌い  CinemaScape/Comment: サマーウォーズ シナリオがメチャクチャ。年ワースト級の駄作  『サマーウォーズ』 これ誰が褒めてるの? (2009/日 監督:細田守) 1953ColdSummer  他にも読むべき感想はあるのだが、すべてを羅列していると日が暮れるので(もう暮れているけど)、以上の感想が『サマーウォーズ』というアニメ映画質を分かりやすくダイレクトに伝えているものとして提示した。 『サマーウォーズ』は、普段アニメしか観ない

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    Itisango 2010/08/16
  • 1953ColdSummer 『意志の勝利』 狂うのは個人ではなく集団である。 (1934/ドイツ 監督:レニ・リーフェンシュタール)

    「陰惨な時代だった」と過去形で振り返られることは多々あるが、現代も陰惨な時代である、と自覚、或いは正確に認識できる人間はあまり多くないと思われる。自分がこんな時代に生きているなんて損だとは中々思いたがらないものだ。政府が陰険な法案を通そうとしたり、湯水のように税金を外国にジャブジャブとばら撒いているのを知りつつも、それらを薄目でしか見ようとしないのは、ある種の防衛反応だとも言える。  先日、DOMMUNEでナチス・ドイツのプロパガンダ映画『意志の勝利』を観た。と同時に、陰惨だった時代の大きな潮流を見た。  そこに映されていたのは祭典としての政治大会であり、政(まつりごと)は祭りに通ずるという至極当たり前な普遍性である。まだ第二次世界大戦も始まっていない当時の、古都と軍政の取り合わせ。  当に陰惨な、ドイツ及び人類の暗黒史に突入する前のハレの舞台が、大仰でドイツのロマン主義からかけ離れた音

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    Itisango 2010/08/05
  • 『第9地区』 2010年度どころかオールタイムベスト入り確定! (2010/アメリカ ニュージーランド 監督:ニール・ブロンカンプ 製作: ピーター・ジャクソン) - DrasticDramatic

    DrasticDramatic : 『第9地区』 2010年度どころかオールタイムベスト入り確定! (2010/アメリカ ニュージーランド 監督:ニール・ブロンカンプ 製作: ピーター・ジャクソン) 作『DISTRICT 9』こと『第9地区』に関しては、もう観る前から2010年度ベスト入りが確定していたのだが、これは長年映画を観ていると、観る前から映画のランク付けができるという超能力に目覚めることができるという話ではなく、監督/製作、設定、スチール画像などから催されるある種の匂いなどを鋭敏に嗅ぎ付けることができ、それらによって映画に対する期待値が上がり、そして、もし少々クソな部分があっても、他の良い部分を過剰に称揚することにより結果として映画全体を楽しめる、という話で……。つまり、主観と偏見ですな、ハハハ。  そして作を観終えて思ったこと、これはすでにブロゴスフィアのみならずTwitt

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    Itisango 2010/04/11
  • 90億円突っ込んだ馬鹿映画? 馬鹿はお前だ! 『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』 (2008 / アメリカ 監督 ベン・スティラー) デズデモーナ淫虐症

    ホーム > 映画 > 90億円突っ込んだ馬鹿映画? 馬鹿はお前だ! 『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』 (2008 / アメリカ 監督 ベン・スティラー) 「知恵遅れ! 知恵遅れ! 知恵遅れ!」と何度も何度も繰り返した挙句、全米の知的発達障害者支援団体から抗議を受けたという楽しいエピソードを持つ映画である。こういうインチキ興行師的なエピソードの一つや二つ無くして何が娯楽映画かっ! 「奴は知恵遅れの境地に達した!」劇中最高の高揚感とともに発せられるこの台詞。物の戦場で織り成される地獄曼荼羅だとか、○○がカメオ出演だとか、ハゲデブの正体がトム・クル……あわわ、兎角、そんなことは散々語りつくされているし、公開前からすでに喧伝されていた。だから今さらそこを強調したって二番煎じ三番煎じの「ぼくのわたしのかんそうぶん」にしかならなさそうなので、ここはひとつ、視点を変えて……駄目だ! どうしても

    Itisango
    Itisango 2009/04/05
    そんなのお金出して映画観なくても2ちゃんねるには「池沼」が溢れかえってるよ?
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