Gartnerは2030年までに全IT業務へAIが導入され、人間単独の作業は消滅すると予測した。AIが雇用を変革して新職を創出するとしており、AIと協働できる人材育成が重要だという。 ガートナージャパン(以下、Gartner)は2025年10月28日、2030年までに全てのIT業務にAIが導入されるとの調査結果を発表した。Gartnerが2025年7月に世界のCIO(最高情報責任者)700人以上を対象に実施した調査によれば、2030年にはAIを使わずに人間が実施するIT業務は消滅し、AIを活用して人間が担う業務が75%、AI単独で遂行される業務が25%に達するとCIOが予想している。Gartnerはこの結果を踏まえ、AIの価値を最大化するためには「AIの準備」と「人間の準備」の双方が不可欠と指摘している。 2030年までにIT業務の75%は「AI活用」になると予想 Gartnerは、AIの
みずほフィナンシャルグループ(FG)が勘定系システム「MINORI」をリニューアルする。日本IBMのメインフレームなどシステム基盤の更改が中心になる。基本的にアーキテクチャーの見直しやミドルウエアの集約などには踏み込まない。2021年に発生したシステム障害も踏まえ、安心・着実な移行を最優先する。 みずほFGの2025年3月期の有価証券報告書によると、みずほ銀行はMINORIのリニューアルに1151億3000万円を投じる計画だ。みずほFGは2019年に全面稼働したMINORIの開発に4000億円台半ばを投じたとしている。 MINORIのリニューアルは大きく2段階に分ける。まずは日本IBMのメインフレーム上で動作する取引共通システムや、日立製作所のオープン基盤上で動かす統合運用基盤や統合ファイル授受環境がリニューアルの対象になる。取引共通システムは、MINORIの「司令塔」といえる取引メインの
プログラマー数は「インターネット普及以前」の水準に減少 アメリカのプログラマー数が、1980年以降で最低水準まで減少している。過去45年間でアメリカ全体の労働力が約75%も増えたのに対し、プログラマーは大幅に減少した。生成AIに職業を奪われるとの懸念がここ数年で声高に叫ばれていたが、懸念が現実になっていることが数字として示された。プログラマ以外の職種へも波及しそうだ。 米ワシントンポスト紙が3月14日に報じたところによると、コンピュータープログラマーの雇用数は過去2年間で27.5%も減少したという。この減少割合は同職種の歴史上最も深刻なものだ。アメリカ労働統計局の調査では、420以上の職種中、最も大きな打撃を受けた10職種に入っている。 Claudeを提供するAnthropic社が発表し、ワシントン・ポスト紙のデータ部門がまとめた情報を基に作成。生成AIに寄せられた全てのクエリ(質問)につ
はじめに こんにちは、webエンジニアの@an_sonyです。 最近、障害対応の振り返りをしていた時に「ポストモーテム」という手法を初めて知りました。これまで「どうやったら良い振り返りができるのか?」と悩んでいた自分にとって目から鱗の知識ばかりでしたので、整理のためにまとめてみます。 ポストモーテムとは? SRE サイトリライアビリティエンジニアリング1によると、インシデントとそのインパクト、その緩和や解消のために行われたアクション、根本原因(群)、インシデントの再発を避けるためのフォローアップのアクションを記録するために書かれるドキュメントを指します。 言い換えると、失敗(障害)から学び、再発防止策を決める活動です。 障害報告書との違い 障害報告書と内容が似ていますが、ポストモーテムは読者と目的が違います。 障害報告書は、障害発生によって不利益が生じたユーザーに対して、その説明をするため
ソフトウェアアーキテクトのための意思決定術 リーダーシップ/技術/プロダクトマネジメントの活用 作者:Srinath Perera,島田 浩二インプレスAmazon 私は現在、会社でアーキテクト[*1]という職位についています。実際のところは、自分の半分くらいの時間でチームのテックリードを務めつつ、半分くらいの時間でアーキテクトをしているという時間配分です。アーキテクトというのは、勤務先ではテックリードの上位に置かれているようなイメージで、テックリードがチーム単位での技術的なリードを司る職位だとすると、アーキテクトはチームの上位概念である事業領域単位での技術的なリードを司る職位、ということになります。 アーキテクトの主な仕事は、基本的にはテックリードと変わらず技術的な意思決定です。さまざまなトレードオフを掻い潜りながら、その時点での最適な結論を出すのがお仕事といったところでしょうか。ただ、
生成AI(人工知能)の代表格である大規模言語モデル(LLM)は、対話型AIサービス「ChatGPT」が登場した当初から、プログラムコードの生成が可能だった。言語モデルなので、本来は自然言語だけを対象にしてもよかったはずだ。しかしプログラミング言語に標準で対応したことで、結果的にソフトウエア開発分野でも大きな存在感を持つようになった。 最近は、人間のソフトウエアエンジニアと同じように自律的にソフトウエアを開発するAIエージェントサービスが注目されている。そうしたサービスがどれだけ実用になるかは、LLMが出力するコードの品質にかかっている。 私は、ChatGPTに「何か面白いゲームのコードを書いてほしい」と依頼することがよくある。ゲームの種類を具体的に指定するのではなく、ChatGPTが面白いと考えているゲームをつくってもらうのだ。本当に面白いゲームが一発で出てくることはまずないが、対話を通し
Gitコミットメッセージのベストプラクティスとしては、次に挙げる7項目が一般的に受け入れられている。 件名を50文字以内に制限する 件名の先頭文字を大文字にする 件名の末尾にはピリオドを付けない 件名と本文の間に空白行を設ける 本文は72文字で折り返す 命令形を使用する 行った内容と理由は記載するがその方法は記載しない 件名を50文字以内に制限する Gitの件名を50文字以内に制限する理由は2つある。 まず、多数のコミットメッセージの中からコミットの目的を探す際、件名が50文字以内であれば素早く見つけることができる。 次に、文字数を制限することで、開発者が自身の作業を真剣に振り返り、簡潔に表現するよう仕向けられる。開発者がコミットの目的を50文字以内で表現できないとしたら、コミットが不十分、1回のコミットに多くの作業を詰め込み過ぎ、解決すべき問題や作成する機能についての考え方が不十分といっ
Each sample counts as 0.01 seconds. % cumulative self self total time seconds seconds calls ms/call ms/call name 38.46 0.05 0.05 6336 0.01 0.01 forward_DCT 30.77 0.09 0.04 576 0.07 0.07 rgb_ycc_convert 23.08 0.12 0.03 9504 0.00 0.00 jpeg_fdct_islow 7.69 0.13 0.01 9504 0.00 0.00 encode_one_block 0.00 0.13 0.00 38770 0.00 0.00 emit_bits 0.00 0.13 0.00 1584 0.00 0.01 encode_mcu_huff 0.00 0.13 0.00 86
こんにちは。コミュニケーションアプリ「LINE」のモバイルクライアントを開発している石川です。 この記事は、毎週木曜の定期連載 "Weekly Report" 共有の第 48 回です。 LINEヤフー社内には、高い開発生産性を維持するための Review Committee という活動があります。ここで集まった知見を、Weekly Report と称して毎週社内に共有しており、その一部を本ブログ上でも公開しています。(Weekly Report の詳細については、過去の記事一覧を参照してください) ワイルドすぎる引数 「図形」というデータが、スペースで区切られた文字列として表現されているとします。以下は、その文字列の例です。スペース区切りの最初の値は、図形の種類を示す「タグ」と呼ばれるもので、2 つ目以降は図形ごとの属性 (座標など) だとします。 circle 10 20 30 rect
みなさんこんにちは! ONE CAREER CLOUD採用管理(ATS)チームにて、ソフトウェアエンジニアを担当しているコ ショウトウ(Github:jamesdongdong)です。 今回は、フロントエンド開発におすすめのVSCode 拡張機能について紹介したいと思います! きっかけ弊社佐藤が執筆したお気に入りツールの紹介記事は、ご覧いただけたでしょうか? 実際、私は佐藤の記事に載っていたツールを色々と導入してみたのですが、自分の作業効率が大幅に向上しました。特に、Raycast を活用してブックマークをすぐに開いたり、ウィンドウサイズを設定したりするようにしたことで、作業を一気に効率化できたと感じています。 便利なツールについて言えば、私も仕事の効率を高めるために普段から多くのVSCode拡張機能を使用しています!「自分も皆さんに、仕事の効率が高まる、非常に役立つおすすめのツールを紹介
テスト実行と再実行に時間がかかる現場 江村氏は「運用作業は多くの工数を必要とし、それが続くとテスト自動化自体が嫌になってしまうこともあるかと思います。そこで、これらの運用課題とその解決策を紹介します」と話し、テスト自動化における運用の課題を解決した3つの事例を紹介した。 最初の事例は「テスト実行と再実行に時間がかかる現場」。顧客へのヒアリングで、「最近、テスト実行に時間がかかることがある」との声があった。具体的にどのような状況で時間がかかるのかを尋ねたところ、「テストが途中で失敗すると、非常に多くの時間を費やしてしまう」とのことだった。 調査したところ、以下の問題が明らかになった。テストケースには、機能1:ユーザー作成、機能2:商品検索、機能3:お気に入り登録、機能4:商品購入という4種の機能テストが含まれており、これらがまとまったテストケースとして自動化スクリプトに組み込まれていた。しか
HTMXのCEOに就任したので[1]、記念に記事を書きたいと思います。 HTMXサイトのエッセイ[2]はどれも珠玉の出来で評判ですが、それらを読んでもわかるとおり、HTMXは「Webはこうあるべき」という主義主張のあるライブラリです。その主義主張のかなり初歩的な前提を書きたいと思います。 Reactはなぜだめか、という話です。 21日追記 ちょっと誤解が生じているために書き足しますが、Reactのパフォーマンス(及びそれ以外のこと)への批判というのはHTMX固有のものではありません。SvelteやSolidJSといった新興JSフレームワークやRails等の非JS WEBフレームワーク、SSG開発者たち、それからReact開発者たち自身といった多様なWEB開発者たちに共有されている見方です。この記事の最後の方でReact批判記事のリンク集を引用していますが、そういった多様なバックボーンの人た
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