ネット規制に日米欧反発=国際通信規則の改正、署名拒否 ネット規制に日米欧反発=国際通信規則の改正、署名拒否 【ジュネーブ時事】ドバイで開かれていた国際通信規則の改正を協議する国際電気通信連合(ITU)の会合で、日米欧は14日、改正規則が政府によるインターネット上の表現規制を容認しかねないとして署名を拒否した。ロシアや中東など規制を求める国との対立が解けず、ネットをめぐる国際規制は、事実上、二重基準という異例の事態になる。 改正したのは、国際電話ネットワークなどを各国が協調して運用するための取り決めである国際電気通信規則(ITR)。1988年に制定されたが、インターネットなど新たな通信技術の普及を踏まえ、初めて見直した。 焦点のネット規制に関しては、ロシアや中東などが「サイバーテロ」防止などを目的に政府による検閲や遮断を含めた強い関与を認めるよう主張。一方で米国や欧州、日本などの先進国は