今さらな話:「先ず初めにレコードありき」な音楽産業は終わった ライブ演奏をせずにレコード演奏だけで音楽ビジネスを完全なまでに成功させたのは、おそらくビートルズが最初だろう。そして、その後にそういうやり方で成功した例があったのかどうかはよく判らない(ニッチな成功例はありそうだけれど…)。 ただ、ビートルズの成功例があるが故に、その後に登場する商業音楽家の多くは、「レコードありき」という価値観に囚われたし、音楽活動のゴールをレコードという形に求めることになったと思う。(ここでの「レコード」はCDや音楽配信データも含めた音楽ソフトメディア全般を指す) レコードを作成するためには、専門の音楽スタジオが必要であり、その後にはメディアパッケージを製造するための工場、そして販売するためには卸や小売店といった流通システムが必要だった。 ところが、PCの高性能化によるDAWの登場や、物理メディアを必要としな
P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 ファイル共有の広告効果を叫ぶ人たちは確かに存在する。しかし、そうした効果は一般化できるほどに肯定できるものではないし、かといって全くないと否定できるものでもない。それを判断するためには、そのものがどのような形態であるのか、そのための目的はどの程度達成することができるのか、という部分を考慮せずして語ることはできない、つまり、そうした効果は領域限定的なものであり、過度に一般化することも、過度に否定することもナンセンスだと思っている。 そんな前置きはともかくとして、O’ReillyのHead Startという書籍のシリーズの著者たちが、自身の書籍がThe Pirate BayをはじめとするBitTorrentサイトを介して共有されている、
昨日のエントリでも触れたけれど、Nine Inch Nailsが5月5日、nin.comに何かが起こる…と予告していた件で、何かが起こったよ、というお話。先日から、ボーカルナンバーの音源提供が2度にわたって行われているが、その延長線上にあるもの、アルバムのリリースか何かだろうなぁと思っていたのだけれど、やはりそのアルバムリリースが行われた。ただ、前作『Ghosts』と異なる点は、今作のリリースは、現在のところは完全に無料で提供されるもののみがリリースされているということ。高音質MP3、FLAC、Apple Lossless、HD WAVE 24/96といった複数フォーマットが用意されているがそのどれを選択しても(もちろん全部選択しても)フリーだ。DRMもフリー。また、このアルバムはCreative Commonsライセンス(表示-非営利-継承)にてリリースされている。 原典:http://
出版不況が長引くなか、ぴあがインターネットを活用したチケットサービスを突破口に業績低迷のトンネルから抜け出そうとしている。約30億円を投じて2003年10月に立ち上げた電子チケットサービスが軌道に乗り始め、会員数が順調に拡大。これを反映して業績も回復基調に乗りつつある。ぴあは03年10月のサービス開始から会員は1日に2千−3千人のペースで増えつづけており、今年度中には2百万人に達するとみられる。 電子チケットの人気の理由はいつでもチケットを受け取れることだ。会員がネットで予約・購入すると、会員の電子私書箱にチケットデータが送られてくる。会員はコンビニエンスストアやぴあのサービス拠点に出向き、チケットデータを紙のチケットに変える。
久々に私的録音録画補償金制度のお話。 iPodなどの携帯音楽プレーヤーと、テレビ番組を録画するハードディスク内蔵型レコーダーに「著作権料」の一種を課金する制度改正の骨子案を文化庁がまとめた。8日の文化審議会に提案する。 ( 中 略 ) 同案では、携帯音楽プレーヤーとハードディスク内蔵型録画機器を挙げて「課金対象にするべきだ」と初めて明言する。一方で、メーカーに配慮して、録音・録画の機能がある機器でも、パソコンのような汎用性の高い機器や、携帯電話のように別に主な機能がある機器への課金は見送ることにした。 asahi.com:iPodに「著作権料」上乗せ 文化庁提案へ - 文化・芸能 音楽配信でいえば携帯電話(着うた)が利益を生んでるんだけどね。まぁ、こちらのほうはDRMががっちり機能しているだろうし、課金したんだからDRMなくせ!なんて話になれば大変だよなぁと思ってみたり。 業界内の一部の人
彼氏や彼女を見つける出会いの場といえば「合コン」。その合コンで「○○に住んでいる」と聞いて、相手のことが気になる街はどこだろうか。首都圏に住む20代のビジネスパーソンは「吉祥寺」がトップ、一方で関西圏では「芦屋」であることが、ネクストの調べで分かった。 首都圏では男女ともに「自由が丘」「恵比寿」「六本木」などが上位にランクイン。関西圏を見ると、男性に住んでほしいと思う街は「神戸」「三宮」「西宮」と神戸方面が並んでおり、女性には「京都」「五条」など、京都に住んでほしいと思っている男性が多い。 インターネットによる調査で、一都三県と京都、大阪、兵庫に在住する20歳~29歳の社会人1143人(男性219人、女性924人)が回答した。調査期間は3月10日から3月28日まで。 関西の女性は「部屋にホームシアター」が好き!? 「部屋に○○がある」と聞いて、相手の部屋に遊びに行ってみたくなるモノは何だろ
先日、ゴールデンウィーク(以下、GW)中の旅行消費について調べる機会があった。 世の中では先週金曜日夜から来週火曜日までをGWと呼んでいるようで、すでに5月1日の今日GW後半なのだという。しかしカレンダー通りに仕事をしている身としては、29日に単発の休日があっただけなので、“GW後半に突入した”と言われてもまったくピンと来ない。電車に乗ってもそれほど空いているわけではないし、今年はカレンダー通りに仕事をしている人が多いのではないだろうか。 昨年までは数年続けてGWの日並びが良かったため、10連休程度の休みになる人も多かった。それを受けて旅行需要は旺盛だったが、今年は日並びが良くないため、海外旅行に関しては前年比で15%弱ダウンしているという。 海外旅行需要は前年比10%以上のマイナス、実は国内旅行が圧倒的シェア GW中の旅行といえば、毎年テレビニュースで映し出される空港の出国ラッシュと帰国
テイクアウト中心「紅茶専門店」は成功するか? ――紅茶エスプレッソカフェ「ハッティー」(1/2 ページ) デパートなどにレストランや生活雑貨店を出店するゆとりの空間は4月30日、「手軽に楽しむ上質な紅茶」をコンセプトに、紅茶専門店「tea espresso HATEA(ハッティー)」の第1号店を東京・恵比寿に開店した。 「ハッティー(HATEA)」とは、象を意味するヒンズー語「ハッティー(HATHI)」と「ティー(TEA)」を合わせたもの。「ハッピーなティータイムを」という意味も込めたという。紅茶葉を運ぶ象は、同店のシンボルマークにもなっている。 シャンデリアや象の絵などがアクセントの店内は、アイボリーとダークブラウンを基調に、パープルを指し色にした大人の空間だ。天井高の1階はとくに開放的。営業時間は7時~22時30分。土日・祝日は7時30分~。1階12席、2階26席の計38席。2フロアで
新作映画のDVDの発売と同時に、ダウンロード販売を始めたApple iTunesだが、$14.99で販売する映画に対して、Appleは映画スタジオに$16近く支払っているという。Appleはすでに1億7580万ドルのTV番組を販売しており、DVD販売の伸びが落ちている映画業界は新たな収入源を模索している。 ソース:WSJ: It's Movie Time for iTunes May 2, 2008 in Film | Permalink TrackBack TrackBack URL for this entry: https://www.typepad.com/services/trackback/6a00d8341bfeba53ef00e5520a5b3d8833 Listed below are links to weblogs that reference Apple iTune
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く