「Conficker」ワームがついに活動を開始した。トレンドマイクロが米国時間4月8日に明らかにしたところによると、感染したコンピュータ間におけるPtoP経由のやり取りでアップデートが行われるとともに、謎のペイロードが投下されているという。 トレンドマイクロのセキュリティ教育担当グローバルディレクターであるDavid Perry氏によると、感染しているコンピュータに送り込まれているソフトウェアのコードをリサーチャーらが解析中であるものの、キーロガーか、コンピュータ上の機密情報を盗むための何らかのプログラムではないかと考えられるという。 トレンドマイクロによると、このソフトウェアは、rootkitの陰に隠れた「.sys」コンポーネントであるようだという。rootkitとは一般に、コンピュータへの侵入を隠蔽するために作られたソフトウェアである。このソフトウェアは厳重に暗号化されており、コードの