情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は6月3日、5月の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」を発表した。4~5月に1億件を超えるIDやパスワードを含むアカウント情報漏えい事件などが発生していることから、IDやパスワードをほかのサービスでも使い回ししていた利用者の情報が含まれている可能性も高く、その場合それらのサービスでも“なりすまし”をされ、被害が拡大する可能性があるとしている。 オンラインサービスでなりすましをされた場合、金銭的な被害も受ける危険があり、これを防ぐためにはパスワードの作成や管理に十分な注意が必要としている。そのためオンラインサービスで利用するIDやパスワードは、それを悪用しようとしている者に常に狙われていることを意識し、特に“使い回し”を避けるなど適切に管理するよう呼びかけている。 利用者が入力したIDやパスワードを盗み出すウイルス(キーロガ