世界の地域によって骨盤の形態が異なることを示す標本。上は卵型で横幅がより広い形態で欧州や米大陸で多くみられ、下はより丸く前後に深い形態でアフリカやアジアに多くみられるという。英ローハンプトン大学提供(2018年10月23日公開)。(c)AFP PHOTO / HO / University of Roehampton 【10月25日 AFP】女性の産道の大きさや形状には世界各地で地域差があるにもかかわらず、大半の医学書は欧州の女性の体形に基づいており、健康リスクにつながる可能性があると警告する研究結果が24日に明らかになった。 英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に掲載された報告は、出産時に胎児が通る骨盤管の深さや広さは一様ではなく、出産を単一の基準に押し込めて扱うことは母体と胎児に危害を及ぼしかねないと警告している。 今