シスジェンダー男性の役者、マット・ボマー(Matt Bomer)がトランス女性の主人公を演じる映画『Anything』のトレイラーが公開されました。これを受け、シス男性がトランス女性役を演じることの問題を、ジェン・リチャーズが改めて指摘しています。 詳細は以下。 The Trailer For "Anything," Starring Matt Bomer As A Transgender Sex Worker, Is Out | NewNowNext トレイラーはこちら。 この作品を始め、『リリーのすべて』、『トランスペアレント』など、ハリウッドではシス男性がトランス女性の役を演じた作品があいついで発表されています。このようなキャスティングに関してはさまざまな議論があり、本作品へのマット・ボマーの起用についても、トランスの女優/脚本家/プロデューサー/アクティヴィストのジェン・リチャーズ
たった今WOWOWシネマで字幕放送中の『パレードへようこそ』を見てるんだけど、日本語字幕で「レズビアン」がことごとく「レズ」と訳されていることに閉口。主人公たちが作ったグループ"LGSM"(Lesbians and Gays Support Miners)が「炭坑夫支援レズ&ゲイ会」になってる上に、偏見を持ってないはずのキャラたちの台詞もこうなのよ。 「レズは面倒だがゲイなら一人ぐらい……」 「今すぐゲイかレズと話しに行きなさい」 ちなにに上がクリフ(ビル・ナイ)、下がヘフィーナ(イメルダ・スタウントン)の台詞。どちらも同性愛者を差別するようなキャラじゃないし、英語ではちゃんと"lesbian"("lesbo"でも"dyke"でもなくね!)と言ってるのよ。なぜ、わざわざ、たった3文字を惜しんで「レズ」にする!? 「レズビアン」と「レズ」のニュアンスの違いもわからない訳者にこんな大切な映画を
独ベルリン国際映画祭に最新作『人間、空間、時間、そして人間』が招待され記者会見するキム・ギドク監督(2018年2月17日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / John MACDOUGALL 【3月7日 AFP】セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)告発運動「#MeToo(私も)」が広がり始めた韓国で、暴行の告発を受けている著名映画監督キム・ギドク(Kim Ki-Duk)氏に新たな疑惑が浮上した。同国の元女優が6日夜に放送されたインタビューで、同監督と有名男優にレイプされたと告発した。 キム氏に対してはすでに別の女優への性的暴行で罰金刑が科されており、今年のベルリン国際映画祭(Berlin International Film Festival)に招待されていることが物議を醸した。 今回新たに告発した女性によると、数年前に地方の村で映画の撮影をしていた際、キム氏が女性の滞在するホ
米ニューヨークで開催された映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』のファンイベントに出席したトム・クルーズ(2017年6月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANGELA WEISS 【3月4日 AFP】米ロサンゼルスで3日、昨年1年間で最低だった映画に贈られる第38回ゴールデン・ラズベリー賞(通称:ラジー賞、Razzies)が発表され、冒険アニメーションの『絵文字の国のジーン(The Emoji Movie)』が最低作品賞に選ばれた。 2017年の最低映画賞候補には、『絵文字の国のジーン』のほか、『ベイウォッチ(Baywatch)』や『フィフティ・シェイズ・ダーカー(Fifty Shades Darker)』、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(The Mummy)』、『トランスフォーマー/最後の騎士王(Transformers: The Last Knight)』がノミネートされていた。
ハーヴェイ・ワインスタイン氏。米カリフォルニア州ロサンゼルスで(2013年12月16日撮影)。(c)AFP/ROBYN BECK 【3月4日 AFP】女優らからセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を告発された米ハリウッド(Hollywood)の大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)氏の弁護士が、英紙タイムズ(The Times)のインタビューに応じ、女性が自身のキャリア向上のためにハリウッドのプロデューサーと性的関係を持つのは「レイプではない」と述べた。 セクハラや性的暴行、レイプ疑惑で告発され、キャリアをずたずたにされたワインスタイン氏が雇ったベン・ブラフマン(Benjamin Brafman)氏は、米国でもトップクラスの刑事事件弁護士。 アカデミー賞(Academy Awards)授賞式を翌日に控えた3日付のタイムズ紙のインタビューでブラ
「蟹工船」で映画初出演、お笑いコンビTKO語る2009年7月1日 役柄らしく力強いポーズを決めたTKO木下隆行木本武宏「蟹工船」(C)2009「蟹工船」製作委員会 過酷な雇用・就労や暗い世相が重なって見えるのか、プロレタリア文学の秀作「蟹工船」が話題になって久しい。文学に加え、今また再映画化され、7月4日に公開される。この作品が映画初出演となったお笑いコンビTKOは芸歴18年、5回目の挑戦で東京進出をはたした。“苦節”に重ねて、この映画を語ってもらった。(アサヒ・コム編集部) 【動画】TKO、「蟹工船」で映画初出演 ■「僕らの軌跡と重なる」 ボケ役の木下隆行(37)は巨漢。笑福亭鶴瓶やゆるキャラ「せんとくん」の物まねで知られる。ツッコミ役の木本武宏(38)は、木下の引き立て役。一見、地味ながら、テレビバラエティーではスポ根ぶりを発揮する熱い男だ。 「今、やりたいことができない、何ごとも思う
Ellen Page / Gage Skidmore カナダの女優エレン・ペイジが、18歳のとき映画監督のブレット・ラトナーからアウティングされ、嫌がらせを受けたと公表しました。彼女はまた映画業界で受けてきた他の性暴力についても触れ、「職場ではわたしの安全は保障されなかった」と述べています。 詳細は以下。 Ellen Page Accuses Director Brett Ratner Of Homophobia And Harassment エレン・ペイジは10歳でデビューし、2014年にレズビアンとして公にカミングアウトした人です。その彼女が2017年11月11日、Facebookで、子供の頃からの女優生活で経験した性的ハラスメントや虐待について綴った長文を発表しました。あまりにつらい内容でとても逐一訳せない(読んでるだけでもつらい)ので、以下に彼女が受けてきたと言っている被害をざっく
2018年1月8日、セクハラ撲滅キャンペーン「タイムズ・アップ(Time's Up)」の一環として、ゴールデングローブ賞のレッドカーペットが黒一色の衣装で埋め尽くされました。これに対する連帯を示すため、ドラマ『スーパーガール』出演者たちが、黒い衣装での写真をSNSに投稿しています。 Proud to stand in solidarity with sisters for equity, parity and a better future and proud of the amazing men that stand with us #WHYWEWEARBLACK #TIMESUP @timesupnow Melissa Benoistさん(@melissabenoist)がシェアした投稿 - 1月 8, 2018 at 11:21午前 PST United in black. For
米映画界の関係者がハリウッドで長年黙認されてきた性的加害行動を強く糾弾するなか、フランスでは女優カトリーヌ・ドヌーブ氏ら100人の著名女性が9日、男性が女性を誘うのは犯罪ではないと公開書簡で主張した。 9日付の仏紙ル・モンドに掲載された公開書簡でドヌーブ氏たちは、昨年から次々と表面化する性的スキャンダルによって、新たな「ピューリタニズム(清教徒的な過剰な潔癖主義)」の波が起きていると警告した。 作家や学識者、表現芸術の関係者など著名なフランス人女性100人は、「ただ誰かの膝を触っただけ、あるいは誰かをキスしようとしただけで、多くの男性が問答無用に罰せられ、職を追われてきた」と批判している。
猿ぐつわをはめられる悲惨な目に・・・(C)2016 OAL, ALL RIGHTS RESERVED [映画.com ニュース] 韓国で起こった実在の拉致・監禁事件を基にしたサスペンス「消された女」の予告編を、映画.comが独占入手した。見知らぬ者に拉致され、精神病院に強制入院させられるという、タイトル通り“消された”主人公の悲痛な姿をとらえている。 韓国では「保護者2人の同意と精神科専門医ひとりの診断があれば、患者本人の同意なしに『保護入院』という名のもと、強制入院を実行できる」という精神保健法第24条を悪用し、財産や個人の利益のために、健康な人間(親族)を合法的に誘拐&強制入院させるケースが続出し、社会問題となっていた。16年4月に今作が同国で公開され、同年9月には、憲法裁にて精神疾患患者の強制入院は、本人の同意がなければ憲法違反であるという判決が下っている。 予告編は、15年6月5日
The “Carol” Oscars Snub: The Problem Isn’t Lesbians, It’s Misandry オスカーに冷遇される「キャロル」:問題はレズビアンではなく男ぎらい Heather Hogan 2016/1/14 原文はこちら。 http://www.autostraddle.com/carol-didnt-get-oscar-snubbed-because-its-too-gay-it-got-oscar-snubbed-because-it-dismisses-men-324022/ [映画「キャロル」の内容に触れているので、ネタバレを避けたい人は読まないほうがよいかもしれません。] 今日のオスカー賞の受賞候補の発表までに、「キャロル」は世界中の映画批評家協会から最優秀作品賞にノミネートされてきました。実際、「キャロル」が受け取った200以上の賞のリ
2017.10.01 15:00 『新感染』が教えてくれた、力を持つ人間が「弱さ」を盾にしてはいけないということ 公開から18日で興収二億円を突破したという韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』は、どんなに絶賛してハードルを上げたとしても期待を裏切らない映画です。 あらすじは、ソグという父と娘のスアンがKTX(高速鉄道)に乗ったところ、同時期に韓国で広まっていた感染すると狂暴になってしまうウィルスに侵された女性が乗りこんでいて、車内にウィルス感染者が蔓延。乗客たちは感染者と闘い、逃げまどいながらKTXは釜山を目指す……というものです。 こうして書くと単純な設定ですが、ホラーとしての描き方も迫力満点な上に、何といっても人間ドラマの部分が秀逸です。この映画で私は、4回ほど泣くエピソードがあったと思っているのですが、ひとつひとつ違う人物の人間ドラマによるものだったのも驚きでした。またこの映
公開待機作「ブラッド・ファーザー」 では最強の父親に(C) Blood Father LLC, 2015 [映画.com ニュース] メル・ギブソンの主演作「ブラッド・ファーザー」、監督作「ハクソー・リッジ」がそれぞれ6月3日と同24日に公開される。前者では娘を救うために奮闘する最強の父親に扮して激しいアクションに挑戦し、後者ではアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞など6部門でノミネートされ、編集賞と録音賞の2部門を受賞した。さらには、世界的ヒット作「スーサイド・スクワッド」の続編で監督候補にも挙がっている。不遇の時代を乗り越えたギブソンは、これまでにどのような道をたどってきたのか。 1956年に米ニューヨークで生まれたギブソンは、12歳でオーストラリアに移住。その後、オーストラリア国立演劇学院で演技を学び、77年に映画「メル・ギブソンの 青春グラフィティ」で本格的に俳優デビューを飾っ
同性婚の合憲性をめぐる憲法法廷が開かれるなど、台湾ではLGBT(性的少数者)に関する問題に高い注目が寄せられている。ホアン・ホイチェン(黄恵偵)監督の「日常対話」は、ホアン監督とそのレズビアンである実の母親の関係にスポットを当てたドキュメンタリー映画だ。LGBTの人とその家族の思いを当事者としての視点で描いていく。 母親は自身がレズビアンと知りながらも男性と結婚。しかし、夫からの家庭内暴力(DV)に遭い、2人の娘を連れて家を出た。母親は娘に自分をさらけ出すのが苦手、娘も母の自分に対する愛に疑念を抱いており、一緒に暮らしながらも感情の交流をあまりしてこなかった母娘。2人は撮影を通じて正面から向き合い、遠ざかっていた心の距離を近づけていく。同作では母親の親戚や歴代恋人にも話を聞き、娘の前とは異なる母親の一面も浮き彫りにする。特に母親の性的指向に関して話題が及んだ際の親戚の反応は興味深く、LBG
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く