沖縄国際大学に米軍ヘリ墜落から15年 求められる対等な日米関係の構築 桜井国俊 沖縄大学名誉教授、沖縄環境ネットワーク世話人 今日は8月13日。宜野湾市の沖縄国際大学(沖国大)に米軍大型ヘリCH53Dが墜落してから15年になる。当時、筆者は沖縄大学の学長職を務めており、沖縄県内の大学の学長が急遽集まり、日米両国政府に緊急の抗議声明を出したことを昨日のことのように覚えている。 墜落直後、隣の普天間基地から海兵隊員が大挙して大学構内に押し入り、学長以下の大学関係者、地元警察・消防などを排除して、機体から始まり蒸発したストロンチウム90で汚染されたと思われる土壌まで一切合財が米軍によって勝手に持ち出された。 そのときに筆者がすぐに想起したのは、1968年6月2日の九州大学の大型計算機センターに米空軍ファントムが墜落した事故であった。当時、全国の大学で学生たちが声をあげていたまさにその時に起きた事
指導員の指導を受けて歩道上の看板を撤去する店員=16日、那覇市の国際通り(一部画像処理しています) 沖縄県那覇市の国際通りで、歩道など公共の場所に無許可で設置される違法な立て看板やのぼりが増えている。市が国際通りなど三つの重点地区で看板の違法設置に対し是正指導した件数は、指導を始めた2016年度は7528件だったが、18年度は約29%増の9724件に上った。その大半が国際通りだ。看板を撤去させてもその日のうちに再設置される「いたちごっこ」状態で、関係者は対応に苦慮している。那覇市国際通り商店街振興組合連合会は「環境が悪化し不法投棄も誘発している」と指摘する。 「めんそーれ那覇市観光振興条例」は看板の違法設置や客引きなどを禁じ、国際通り、沖映通り、パレットくもじ周辺を迷惑行為防止重点地区に指定している。 市は指導員を巡回させ、口頭と文書で是正指導を行っている。市担当者は違反が増加していること
嘉手納町は町内での米軍機の墜落や基地内火災を想定し、町民の避難経路などを示した「基地被害における避難実施要領のパターン」を公表した。航空機事故時の対応計画を持つ自治体はあるが、米軍機の事故を想定し、具体的な避難について対応をまとめたのは県内で初めてとみられる。 要領は災害発生後、各地区ごとの避難経路や避難施設、避難誘導までの流れを確認した。ニライ消防や県警などと連携して対応し、米軍とは沖縄防衛局を通して連携する。 嘉手納町は町面積の約8割が米軍基地で、町議会などで「自然災害と同様に備えておく必要があるのではないか」といった指摘が上がっていた。過去には米軍機の墜落事故で、町民が犠牲になったこともある。避難計画は米軍機の事故が相次いでいることから3月にまとめられ、13日からは町のホームページで公表している。 県防災危機管理課は「米軍基地から派生する災害を想定した避難計画は聞いたことがない」と話
11日午前6時半ごろ、沖縄県那覇市の南約80キロの海上に、米軍嘉手納基地所属のF15Cイーグル戦闘機が墜落した。嘉手納基地の第18航空団が発表した。乗っていたパイロット1人は脱出し、航空自衛隊那覇救難隊に救助された。命に別条はない。県内での米軍機墜落事故は、日本復帰後49件目。 防衛省によると、墜落した機体を含め7機が訓練していた。沖縄防衛局は米軍に対し、原因究明や再発防止を申し入れた。 小野寺五典防衛相は11日朝、記者の取材に対し「まずはパイロットの回復を祈る。今回の原因が何であったか、速やかに情報提供を求めたい。分かり次第関連自治体に報告したい」と述べた。 翁長雄志知事は「事故が相次ぎ、解決しないまま新たにF15が落ちてしまった。子や孫に責任が持てない。こういう先進国はないのではないか。抗議すれば解決するのか。(政府は)当事者能力がない」と批判した。 県基地対策課には11日朝、沖縄防衛
佐賀県神埼(かんざき)市で5日に起きた自衛隊ヘリ墜落事故で、家を失った住人がネット上で罵声を浴びている。沖縄で相次いでいる米軍ヘリの不時着や部品落下の事故では「それで何人死んだんだ!」と国会でやじが飛んだ。基地のそばで不安を抱えて生きる人びとへの想像力が、失われかけていないか。【福永方人、和田浩幸/統合デジタル取材センター】
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に隣接する市立普天間第二小学校で13日午前10時10分ごろ、校庭に米軍ヘリコプターの窓が落下した。校庭では体育の授業が行われており、男児1人が軽いけがをした可能性があり、県警が確認している。 県警によると、落下直後に小学校から「グラウンドに落下物のようなものがある」と110番通報があった。落ちていたのは、90センチ四方ほどの金属製の窓枠。 防衛省沖縄防衛局が米軍に問い合わせたところ、海兵隊の大型輸送ヘリCH53Eから窓が落ちたとの説明があったという。 県教委などによると、落下当時は4年生の約30人が体育の授業中だった。落下の衝撃ではねた小石が、4年生男児の左手の甲に当たったという。けがの程度は不明。学校は授業を打ち切り、全校児童を体育館に集めて安全を確認した上で、下校させるという。 在沖米海兵隊は、窓の落下を認めたうえで「事態を深刻に受け止め原因を調査して
大分空港に緊急着陸したオスプレイ=大分県国東市の大分空港で2017年8月30日午前8時32分、安部志帆子撮影 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の垂直離着陸輸送機オスプレイの事故やトラブルが相次いでいる。2016年末に同県名護市沖で不時着・大破して以降、今年8月末に大分空港(大分県)に緊急着陸するなど、この間に少なくとも6件が発生。大分ではオスプレイの修理が続いているが、同機の今後の運用は現時点では不明だ。トラブルの度に米軍は「機体に問題はない」として飛行を止めないが、住民や識者からは機体の安全性について懸念や疑念の声が出ている。 「いつまた落ちるか……」。大分空港にオスプレイが緊急着陸したニュースを見て、名護市安部の男性(74)は16年末の不時着事故を思い出した。米軍は訓練中に乱気流の影響などで1機のプロペラが破損したとしたが、他のオスプレイについては「安全を確認できた」として事故6
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沖縄県名護市沿岸で13日夜、米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の垂直離着陸機オスプレイが不時着を試みて浅瀬に着水し、大破したのは、空中給油の訓練中のトラブルでプロペラを損傷したためだ、と米海兵隊が14日発表した。米軍はオスプレイの飛行停止を表明する一方、オスプレイ自体が原因ではないと強調した。 在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官が、記者会見して明らかにした。 ニコルソン氏によると、事故機は沖縄本島の東方約30キロ付近を飛行しながら空中給油機から給油を受ける際、給油ホースが切れてオスプレイのプロペラが損傷した。機体は不安定な状態になり、普天間への帰還を試みたが、パイロットの判断で、目的地を、市街地に囲まれた普天間ではなく、東海岸沿いのキャンプ・シュワブ(名護市)に変更した。しかし、たどりつけず、午後9時半ごろ不時着水を試みたという。 ニコルソン氏は県民に「謝罪します」と述べつつ「パイロットが
オスプレイが海上に不時着した夜、普天間飛行場では別のオスプレイに作業員が集まり緊迫した様子を見せた=沖縄県宜野湾市の嘉数高台で2016年12月14日午前1時ごろ、琉球新報提供 沖縄県名護市沿岸部に米軍垂直離着陸輸送機オスプレイが不時着した事故を受け、沖縄県の安慶田(あげだ)光男副知事は14日、在沖縄米軍トップのローレンス・ニコルソン沖縄地域調整官に直接抗議した。安慶田副知事によると、ニコルソン氏は「パイロットは住宅や住民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ」などと述べ…
13日午後9時50分ごろ、米軍の垂直離着陸機オスプレイが不時着水した、と米軍嘉手納(かでな)基地から第11管区海上保安本部(那覇市)に連絡があった。11管や防衛省などによると、不時着水したのは午後9時半ごろで、場所は沖縄県名護市安部(あぶ)の海岸近くの浅瀬。機体は大破し、乗員5人は救助されたが、2人はけがをしているという。 11管によると、乗員は米軍の別のヘリがつり上げて救助したという。現場は海岸から数十メートルの岩礁上で、集落から約300メートルほど。機体は大きく破損しており、14日午前現在、満ち潮でほとんど水没している。 米海兵隊の広報担当者によると、このオスプレイは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を飛び立ち、訓練した後に普天間に戻る予定だった。 防衛省によると、オスプレイの不時着事故は国内で初めて。稲田朋美防衛相は14日未明、「コントロールを失った状況ではなく、パイロットの意思で
米カリフォルニア州沖で行われた演習で、海上自衛隊のひゅうが型護衛艦に着艦する米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイ(2015年9月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARK RALSTON 【12月14日 AFP】沖縄県名護市にある米海兵隊基地キャンプ・シュワブ(Camp Schwab)近海で13日夜、在日米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイ(Osprey)1機が「事故」を起こして浅瀬に着陸し、乗員5人が負傷した。米国防総省が発表した。 発表を行った国防総省のジェフ・デービス(Jeff Davis)報道官は、事故についての詳細や、同機が墜落したのか否かについては明らかにしていない。現在、原因調査が行われているという。 負傷した乗員は海兵隊所属で、米海軍の病院に航空機で搬送された。(c)AFP
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