【平安名純代・米国特約記者】米主要メディアは、北谷町で米海軍兵が日本人女性を殺害後に自殺したとみられる事件について相次いで報じた。 米軍準機関紙「星条旗」は15日、米海軍3等兵曹(32)が「被害者へ繰り返し暴力を振るっていたことを、地元と軍の警察は把握していた」と指摘。
『沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち』(講談社)の著者で、ノンフィクションライター・藤井誠二さんへのインタビュー最終回。長年、教育問題、犯罪被害者遺族の支援・取材を続ける藤井さんが、シングルマザーをケアしていく施策の必要性や犯罪被害者遺族を取り巻く沖縄の現状について語りました。 (聞き手・琉球新報文化部 新垣梨沙) 消された売春街で生きた人々 「沖縄アンダーグラウンド」著者・藤井誠二さんインタビュー(上)はこちら 藤井誠二さん 街=戦後史 -話しづらいことを街の人たちがこのように語ってくれたのはなぜだと思うか。 街がなくなるタイミングによく分かんない物書きのおっさんが内地から来た、というふうに最初は見られていたと思う。だって、中(地元)は狭いからすぐに自分たちの出自等がわかっちゃうじゃないですか。中の人だと『どこどこのだれだれね』『同級生ね』みたいに言われてしまう。一方でヤマトの
イメージ写真 ノンフィクションライターの藤井誠二さんは長年、売春街「真栄原新町(沖縄県宜野湾市)」を歩き、街で生きた人たちの声を拾ってきた。新著「沖縄アンダーグラウンド」(講談社)は、沖縄県警と市民団体等による「浄化」運動で消された「近い過去」と、米軍占領に端を発してできた街の「遠い過去」を丹念に記録したルポルタージュだ。街で生き抜いた人びとを通して見えた過去の犠牲と差別の構造、現代に連なる排除の思想、しんどさの中にある人たちとどう向き合えばいいのか、藤井さんの思いを聞いた。 (聞き手・琉球新報文化部 新垣梨沙) 藤井誠二さん 不可視の存在 -真栄原新町を取材しようと思ったきっかけは。 2010年前後に『浄化』運動が始まった時に、地元紙では運動だけが粛々と進んでいるという報道しか基本的にはなく、浄化しようとする人たちの理屈がよく分からなかった。どういう人たちがどういう思いで、この街はなくし
「もう一つの沖縄戦 戦後の性暴力と向き合う」をテーマに市民公開講座(沖縄戦・精神保健研究会主催)が12日、南風原町の南風原文化センターであった。基地・軍隊を許さない行動する女たちの会の高里鈴代共同代表と同志社大学〈奄美-沖縄-琉球〉研究センターの森亜紀子研究員が講演。
報道陣の取材に応じ、宮古新報社の会社清算について語る座喜味弘二社長=11日午前、宮古島市平良西里の同社 【宮古島】宮古新報社(座喜味弘二社長)が全社員14人に解雇を通知した件で11日、座喜味社長は報道陣の取材に応じ、会社清算の判断を下した理由について「今の労使の信頼関係ではこれ以上仕事を続けることはできない」などと述べ、宮古新報を廃刊する意向をあらためて強調した。同社の労働組合から指摘されているパワハラやセクハラについては「全てうそ」として否定した。 赤字脱却のため、労組に組合活動よりも社業に専念することや人事配置案を提案したが、聞き入れられなかったと説明。「労使の信頼が確立できない」として廃業を決断したとし、「10日で解雇したのに(廃業の)社告を載せずに新聞を出しているのは許せない」と批判した。社員が受けたとされるセクハラやパワハラについては「うそだ。証拠がない」などと述べた。 昨年から
沖縄県警本部署は9日、18歳未満と知りながら県内の女子高生(16)にみだらな行為をしたなどとして、沖縄市の解体工の男(31)を再逮捕した。調べに「弁護士が決まるまで何も言わない」などと話しているという。容疑者は11月、この被害少女から現金約11万円を脅し取った恐喝容疑で逮捕されていた。
2016年4月に沖縄本島中部で当時20歳の女性が米軍属に乱暴目的で殺害された事件で、遺体遺棄現場となった沖縄県恩納村安富祖の雑木林にある献花台が7日、片付けられた=写真。 遺族の意向を受けて、沖縄県警と石川署、うるま署、沖縄被害者支援ゆいセンター、恩納村役場の職員らが片付けた。被害者の父親は「三年忌も終わり、区切りとして献花台を片付けた。皆様の温かい気持ちに感謝しかない」とコメントした。 遺族が献花台の前を訪れ、バナナやリンゴ、ミカン、餅が入ったお皿を供えた。遺族はこぼれる涙をタオルでぬぐいながら、線香に火を付け、合掌した。 父親は弁護士を通して「献花に来てくださった皆様へ」と題したコメントを発表した。コメントの中で「献花に来てくださった皆様と支援してくれた皆様に感謝しています。これからも娘を思い供養していきます」とした。
<ピースフィロソフィー> 沖縄・高江の米軍オスプレイパッド新設に対する反対運動に参加していた、添田充啓(高橋直輝)氏により2014年8月に性的被害を受けた人が、9月3日に告発文をブログで発表しました。このリンクで読めます。 https://jfxaprt17.blogspot.ca/2017/09/blog-post.html?spref=fb 添田氏は、高江で昨年8月25日、沖縄防衛局職員に暴行を加えたという公務執行妨害と傷害の容疑で昨年10月4日に逮捕されて、今年の4月21日まで拘束されていました。現在裁判中です。これについては高江や辺野古の運動で指導的役割を果たしてきた山城博治さんのケースなどと一緒で不当逮捕・不当拘束であり、無罪が勝ち取られるべきものです。しかし添田氏については、過去にこのような性的加害を犯しておいて被害者に誠実に向き合っていないのです。向き合っていないどころか被害
1945年の沖縄戦で激戦地となった摩文仁で、日本兵が沖縄住民を殺害したり強姦(ごうかん)したり食料強奪をしたりする事態を我慢できず、別の日本兵がその日本兵を殺害する出来事があった。 当時、沖縄で戦闘に参加した元日本兵・飯田直次郎さん(95)=神奈川県在住=は自ら日本兵を銃殺したことを証言した。飯田さんは知人の協力を得て、中国で戦争に参加した体験や沖縄戦の詳しい足跡を原稿用紙129ページにまとめた。 45年6月、球部隊に所属していた飯田さんは摩文仁の壕に潜んでいた。一緒に逃げて仲良くなった日本海軍兵や周辺住民から「自分が隠れている壕で住民にひどいことをしている軍曹がいる」と聞いた。その内容は、住民や子どもを殺害したり女性を強姦したり食料を強奪したりするほか、その一帯で水が飲めた唯一の井戸を独り占めにしているというものだった。 飯田直次郎さんの手記 ある日、飯田さんも「佐々木」という名の軍曹に
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