西武鉄道は13日、大規模災害を想定した「2018年度総合復旧訓練」を玉川上水車両基地(東京都東大和市)で実施した。地震などの大規模災害による事故を想定し、災害が発生したとき、旅客の安全を最優先に、早期に復旧できるよう毎年実施している実践的な訓練だ。 2018年度は、地震の影響により線路の一部が陥没したほか、踏切道で乗用車と電車が衝突し、乗客に負傷者が多数生じたという想定で、東京消防庁北多摩西部消防署と合同で訓練を実施した。さらに、2014年12月に策定した「被害者支援計画」に基づき、被害者家族へ適切に情報提供するための、被害者支援室設置訓練も行なった。 訓練には西武鉄道各部署から参加したほか、乗客役として一般市民も参加、避難後は引き続き訓練を見学した。また西武鉄道や関連会社社員ら多数が見学した。 ●想定 11月13日10時、西武線内に震度6弱の地震が発生した。玉川上水~武蔵砂川駅間の線路が