「日本はジェンダー平等後進国である」としばしば言われる。 特に頻繁に引用されるのがジェンダーギャップ指数(GGI)の順位の低さだ。2022年度のスコアでは日本は146ヵ国中116位であり、お世辞にも高い順位を達成してるとは言い難い。 とは言え日本は「健康」「教育」などの評価基準においては世界トップレベルのスコアをたたき出しており、「経済参画」「政治参画」などのスコアだけが底辺を這っているため低順位になってしまうという構造があるのだが、ともあれ日本の女性が「社会進出」において他国よりも遅れていることだけは間違いないだろう。 (引用:「共同参画」2022年8月号)ここら辺のGGIの構造と問題点に関しては古くから様々な秀逸な批評があるため本稿では割愛するが、それにしてもなぜ、日本女性の社会進出はこうまで進まないのだろうか。毎年ジェンダーギャップ指数が発表されるたび左派メディアは嬉しそうに「日本社