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ブックマーク / jp.rbth.com (9)

  • ロシア正教会は70年にわたるソビエト無神論時代をどう乗り切ったか(写真特集) - ロシア・ビヨンド

    ロシア正教会は、何千人もの聖職者を殺害・逮捕されながらも、情け容赦のないソビエト指導部とどうにか折り合いをつけてきた。 ロシア帝国は、世界最大の正教国として20世紀を迎えた。1897年の調査では、全人口1億2500万人のうち9000万人が自分は正教徒であると回答していた。また、ロシア国内にはおよそ5万堂の教会があった。 同時にロシア正教は長年解決されないままの問題も抱えていた。1721年以来総主教(正教会で最も高位の主教)が選出されておらず、事実上の政府機関であった聖務会院が教会を統括していた。 インテリ層の一部は、教会の国家からの独立が表面的なものにすぎないことと、教会が無気力であることを批判した。聖職者の中にはこの批判に賛同する者もいた。「我々の内には精神の灯火がない。自分たちの火も燃やせないのに、どうして他者の心の火を灯せるだろうか」と府主教のヴェニアミンは回想録に記している。 19

    ロシア正教会は70年にわたるソビエト無神論時代をどう乗り切ったか(写真特集) - ロシア・ビヨンド
  • 共産主義空手:なぜ本来の空手より残酷で血生臭かったか - ロシア・ビヨンド

    どちらかと言えば残忍な市街戦と共通点の多かったソビエト版空手は、ソビエト地下社会の住人の間で大変人気があった。しかし、これはソビエト政府の極めて否定的な反応を招き、この競技はついに禁止された。

    共産主義空手:なぜ本来の空手より残酷で血生臭かったか - ロシア・ビヨンド
  • なぜTu-104はソ連で最も危険な旅客機だったか

    グローバルな民間航空旅客輸送の開始を象徴するTu-104旅客機だが、その事故率は常識の範囲を超えていた。 ソ連におけるジェット機旅客輸送のパイオニアで、世界初のジェット旅客機の一つであるTu-104は、ソ連の誇りとなるべく開発された。しかしそうはならなかった。

    なぜTu-104はソ連で最も危険な旅客機だったか
  • なぜモスクワは「第三のローマ」なのか

    ロシアに関する人気検索ワードを集め、質問に答える「なぜロシアは…」シリーズ。今回は、ロシアの首都モスクワが「第三のローマ」と呼ばれた経緯です。 「なぜロシアは」「何のためにプーチンは」など、ロシアに関する検索ワードでもっとも人気の高いものを集めた「なぜロシアは」シリーズ。今日はなぜロシアの首都モスクワが古代ローマと比較されるのかについて取り上げる。 ロシアの首都モスクワには実に多くの名称、愛称がある。然るべき形容詞も多い。たとえば「最古の」。これは他でもないモスクワが若きロシア国家の最初の首都になったことを示したものだ。また「黄金の丸屋根の」というのは文字通り、黄金に輝くモスクワの教会の丸屋根に由来している。一方、面白おかしいものもある。「ゴムのようには伸びない」(広大なモスクワもそこに暮らしたいと思うすべての人のための場所はないという意味)や「巨大な村」などがそうだ。しかしもっとも耳慣れ

    なぜモスクワは「第三のローマ」なのか
  • ロシアの「ツァーリ」って何?国王や皇帝とどこが違うの?

    ツァーリという言葉の起源、語源は何か?ロシア・ツァーリ国とは何か?それはロシア人にとってどんな意味合いを帯びているのか?そしてロシアの君主たちはどのように戴冠式を行ったか? ツァーリという言葉は、ローマ帝国皇帝のラテン語の称号「カエサル」から派生しており、11世紀に東スラヴ圏に現れた。ロシア人はビザンツ皇帝を「ツァーリ」と呼んでいる。この語は、聖書に出てくる王や古代の王も指した。 しかしロシア人は、それ以外の外国の君主たちはツァーリと呼ばなかった――皮肉を込めてさえ呼ばなかった。王、女王、皇帝、シャイフ(シェイフ、シェイク)、マハーラージャ等々と呼んだのである。 もっとも、ロシアの君主も1721年に「皇帝」の称号を採用したが(最初の皇帝はピョートル大帝だ)、彼らは依然としてツァーリとも呼ばれた。 「タタールのくびき」から独立した「全ルーシの大公」、イワン3世(大帝、1440~1505) は

    ロシアの「ツァーリ」って何?国王や皇帝とどこが違うの?
  • なぜ米ソは月を核攻撃しようとしたか

    米ソ間の宇宙競争は危険な様相を呈していた。モスクワでは、月面に核爆発を起こしてソ連の衛星の力を見せつける作戦まで検討されていたのだ。 1950年代、ソビエト連邦とアメリカ合衆国の間の冷戦は激しさを増していた。核弾頭の数と威力だけでなく、宇宙開発でも競い合った。指一の操作で敵を地表から消し去るにはミサイルが必要だったが、宇宙開発競争は天空の支配における優勢を世界に見せつけることが目的で、どちらかと言えば国家の威信の問題だった。 だが、この2つの競争が危険な点で交わりかけたことがあった。 ソビエトのアカデミー会員らが、月面を核攻撃するべきか否か、真剣に検討していたのである。後に明らかになったように、同様の案をアメリカ政府も検討していた。 月探査競争 人類で初めて月の大地を踏んだのは、1969年に着陸船アポロ11号で静かの海に降り立ったアメリカ人のニール・アームストロングだ(陰謀論支持者は未だ

    なぜ米ソは月を核攻撃しようとしたか
    John_Kawanishi
    John_Kawanishi 2019/09/06
    ウルトラセブンの「超兵器R-1号」って其の当時の世相を写してたんだなぁと思ったら「何も宇宙で悪事を企んでいるわけではなかった。ソ連には探査機の月への飛行が国外でも察知されることが必要だったのだ」
  • 近くロシアが世界に類を見ない最新兵器を実戦配備する見込み - ロシア・ビヨンド

    ロシア、チェリャビンスク州カルタルイ市で開いている地下ミサイル格納庫のそばを通っているロシアの軍人。 Reuters 超音速ミサイル これらの新兵器は今後10年間いかなるミサイル防衛システムでも迎撃し得ないものとなるだろう。これらのミサイルは秒速2.5キロメートルの速度(音速の8倍)で飛ぶからだ。 国防省によれば、2017年にこうしたミサイルとして初めて試験されたのが、対艦ミサイル「ツィルコン」だ。 現在唯一明らかになっているのは、「ツィルコン」の試作版が、500キロメートル先の目標を破壊できるということだ。開発者は今後システムの実験を重ねて秒速3.5キロメートルを達成するという野心的な目標を立てている。 しかしながら、どの軍艦に新世代ミサイルが搭載されるかはまだ明らかでない。国内の専門家は、新兵器でまず最新化されるのはロシア製の大型の核ミサイル巡洋艦だろうと見ている。例えば、北方艦隊の旗

    近くロシアが世界に類を見ない最新兵器を実戦配備する見込み - ロシア・ビヨンド
  • プーチンの東独時代のすべて

    ロシアの大統領になるずっと昔のこと、KGBのエージェントだったウラジーミル・プーチンは、5年間を旧東ドイツのドレスデンで過ごした。この頃のプーチンのキャリアのうち、我々に知られていることを話そう。 Angelikastraße 4, ドレスデン、KGB支部ビル=Brücke-Osteuropa ロシアでよく言われることだが、「元諜報員なんてものはない(諜報員は常に現役である)」。ソ連の秘密警察「KGB」で1975 ~ 1991年に働いたウラジーミル・プーチンも、この言葉の正しさを証明しているようだ。 プーチンがKGB時代の経歴を吹聴することはありそうもない。だから、この経歴のなかには、旧東独(ドイツ民主共和国)のドレスデンで過ごした歳月(1985~1989)も含まれているわけだが、それについてはほとんど何も知られていない。彼は一体どんな活動をしていたのか、彼と協力していた外国人エージェント

    プーチンの東独時代のすべて
  • バム鉄道 着工40年 | ロシアNOW

    第2シベリア鉄道とも呼ばれたバムはタイガ(亜寒帯林)、七つの山脈、11の大河を貫き、太平洋に至る第二の出口をロシアにもたらし、へき地の資源を手の届くものにした。東シベリアと極東を通る輸送路を建設する構想は19世紀末に生まれていた。ロシア政府がそれに関心をもったのは日露戦争での敗戦(1905年)以降。東部国境の強化が必要になってからだ。それから実地調査が行われたが、第一次世界大戦とロシア革命がそれを妨げた。 完工は1984年 バム鉄道の中枢部分の建設はソ連時代の74年に始まり、84年レール敷設を完了した。以後、鉄道線を延長した。この「世紀の大建設」には約200万人が参加した。ある者はロマンを求め、ある者は高給に引かれてやって来た。彼らの多くはそのままバム鉄道沿線の都市や集落に残ったが、これらの街は90年代初めからさびれ始めた。 バム鉄道は全長約4300キロ。イルクーツク州タイシェトからバ

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