一言でいうと、「HDDの低コストさ」と「SSDの高性能さ」のいいとこ取りができるというものです。HDDとSSDが複数混在するサーバーで記憶域バスキャッシュを使うと、HDDベースの容量が確保でき、SSDはキャッシュとして使います。もちろんSSDのみのオールフラッシュ構成が出来るならそれに越したことは無いですが、比較的低コストでこの性能に近づけることが(理論上)できるというものです。 この機能が、Windows Server 2022からスタンドアロンサーバーで構成できるようになりました。一応、2019以前でも似た機能(記憶域スペースダイレクト)がありましたが、こちらは複数台構成でかつDatacenterエディションが必要だったり、認証を受けたハードウェアが必要だったりと、要件がかなり厳しかったのです。 構成例 今回紹介するのは、下のようなストレージ構成としてみます。 240GBのSSDを3台